こばと。 / Kobato.

こばと。 / Kobato.

『こばと。』とはCLAMPによる人間界を舞台としたローファンタジー漫画、及びそれを原作とするアニメ作品。花戸小鳩が「行きたい所へ行く」という願いを叶えるため、人々を癒すことで得られる傷ついた心を集めようと奮闘する物語。後半では主要人物らによる三角関係も描かれておりラブストーリーの要素も強い。純粋なこばとは様々な人々と出会うことで、今の自分にとって一番大切なものは何なのか考えるようになる。登場人物それぞれに複雑な過去があり、それらのことを踏まえて最後にこばとが何を願うのかが見どころとなっている。

こばと。 / Kobato.のレビュー・評価・感想

こばと。 / Kobato.
8

ふんわりとした優しいアニメ

ふんわりとした色と可愛らしい絵がとっても素敵なアニメ「こばと。」は、主人公の女の子が、自分の願いを叶えるために、人々の傷ついた心を癒やすお話です。
アニメの中で流れている優しくてふんわりとした曲がすごく素敵で、見ているとほっこりしました。
季節がめぐっていく中で、主人公の女の子は、いつも一緒にいる犬のぬいぐるみのキャラクターと一緒に、たくさんの人と出会っていきます。
主人公の女の子は、その出会った人の小さな悩みや思いを助けていきます。
男の子のために一生懸命に頑張っているお母さんを応援してくれたり、昔は仲良しだったのに、途中ですれ違ってしまった女の子たちを仲直りさせたりなどなど、いろんなお話を見ることが出来ます。
どのお話も、とっても優しくて、ほっこりと心温まります。
誰かを大切に想う優しくて温かな気持ちを描いた、とっても素敵な作品です。
そして、このアニメのお気に入りなところは、主人公の女の子が歌う歌です。
第一話で、桜舞う公園で、おばあちゃんと赤ちゃんのために歌うシーンがすごく素敵でした。
あと、町を見守ってきたいちょうの木のために歌うシーンや、雪が舞うクリスマスの日に歌うシーン、そして、最終回の桜舞う中でピアノの伴奏と一緒に歌うシーンは感動します。