ルームメイト

ルームメイト

『ルームメイト』とは、1997年8月15日に発行された今邑彩による推理小説、およびそれを原作とした実写映画作品である。映画は古澤健監督、主演北川景子で、2013年11月9日に公開された。映画はホラー映画となっている。
東京の大学に通うために上京してきた萩尾春海は、同じように物件探しをしていた西村麗子に声をかけられ、意気投合。一緒にルームシェアをすることになる。しかしそれから4カ月目、突然服の好みなどが変わった麗子に春海は戸惑っていた。よく考えれば池袋で猟奇殺人が起こったというニュースを一緒に見た時以来、顔を合わせていない。意を決して麗子の実家に電話をしてみると、西村麗子という別人が電話に出たのだった。

ルームメイトのレビュー・評価・感想

ルームメイト
7

とにかく2人が綺麗

アマゾンプライムでルームメイトという映画を見ました。どんな内容かも全く知らず、北川景子と深田恭子の共演見たさで見始めました。
特に深田恭子は大好きな女優で、美人を愛でる目的で見ました。内容はサスペンス的な要素が強く、ストーリー自体はよくあるトリックを使ったものですがハラハラ感は味わえます。多重人格で違う人格が殺人を犯してしまうというのはよくあるストーリーですが、なんせ2人の顔がいいのとグロくてリアルな描写で飽きずに見られます。グロいのが苦手な人には少し刺激が強めな映画かもしれません。
日本映画には珍しくそういう描写をはっきりとしているなという印象です。海外の映画のような印象を受けました。
あと、高良健吾がかっこいいです。ただ、事故の加害者なのに北川景子につきまとっていたのはちょっと意味わかりません。あれだけ美人な人が被害者ならそうしたくなるのもわかりますが、ちょっと現実的にはあり得ないと思いました。まあフィクションなので、美男美女だし見るぶんには良かったです。
虐待や性被害を受けた人が新しい人格を作って自分を守るというのは聞いたことありますが、よくわからなかった部分もあります。この映画を見て、こういう原因があってこういう心の動きがあってこうなるというのが少しわかった気がします。
現実世界では体験できないことが体験できるのが映画のいいところだと思います。こんなこと実際に体験したくはありませんが。

ルームメイト
10

本当の怖さがそこにはある

深田恭子と北川景子のダブル主演のこの映画。2人とも美人なので観ていて見とれてしまいます。
交通事故に遭い、重症を負った北川景子。入院先の病院で優しい看護師である深田恭子と知り合いとなり、意気投合し2人は一緒に暮らすようになります。
最初は順調な生活だったのですが、深田恭子の言動に少しづつ怖くなる北川景子。
深田恭子が二重人格者だと知るのです。深田恭子の人格は優しい「れいこ」と、残忍な「マリ」が存在していました。マリとれいこの時の表情の違いを深田恭子がとてもリアルに表現していました。
しかし、本当の恐怖はそこから。その二つの人格と北川景子のまさかの関係。
ホラーといえば幽霊話を想像しがちですが、これこそ本当のホラーです。
全ての被害者だったはずの北川景子の本性があったのです。それを見抜いたのは北川景子の事故相手である男性でした。
そこでやっと観ていて全てが理解できました。母親に電話していたこと、れいことの交換日記のことも。そういったドンデン返しが私はとても好きなので大満足です。
人間の怖さがよく表現されている上に驚きの事実が隠されているとても面白い映画です。終盤になるにつれ「そういうことか」と言わされました。