ヘンゼル & グレーテル

ヘンゼル & グレーテル

『ヘンゼル & グレーテル』(原題:Hansel and Gretel: Witch Hunters)とは、2013年に制作されたアメリカのコメディ・アクション・ホラー映画。監督はトミー・ウィルコラが担当した。かつて、お菓子の家で魔女に捕らえられ、魔女を倒すことで生還した兄ヘンゼルと妹グレーテル。15年後、兄妹は魔女ハンターとなっていた。本作は、グリム童話の後日談という設定である。兄ヘンゼルをジェレミー・レナーが、妹グレーテルをジェマ・アータートンが演じている。有名なヘンゼルとグレーテルが次々と魔女を倒していくという斬新な設定、迫力のあるアクションシーンが話題となった。

ヘンゼル & グレーテルのレビュー・評価・感想

ヘンゼル & グレーテル
8

ジェレミー・レナー好きには必見!武器がかっこいいしメイクがすごい!

日本では諸事情で公開されなかったが、ブルーレイディスクで販売されている。

童話同様に生還した二人は、トラウマを克服するべく世界中にいる魔女を倒すハンターとなった。
二人には魔女の攻撃を受けない不思議な力があった。その力のおかげで、数多くの魔女を倒すことができた。とある村で子供の誘拐が多発していた。ヘンゼルとグレーテルは村長に依頼され、子供を取り戻そうと捜査を始める。

グリム童話といえば残酷性のあることで有名だが、映画ではさらにグロテスクな表現がされている。
グロテスクさでホラー要素もあるが、アクションも魅力的である。
ヘンゼル演じるジェレミー・レナーはアベンジャーズのホークアイで有名だが、ここでもアクションの魅せ方が最高。
もちろん他の人物のバトルシーンもかっこいい。しかしジェレミー・レナーが好きな方はぜひ見ていただきたい。
体術だけでなく、武器がとにかくかっこいいのだ。
一見ボーガンに見える武器が、2方向に分かれて矢を放ったり、魔女たちを倒すのに聖水漬けにしたマシンガンの弾で一掃したり、観ているだけで爽快である。ただし、かなりの血の表現なので、苦手な方はご注意いただきたい。

登場する魔女たちは、本来の姿が何百年も生きたおばあさんのような顔つき。ほとんどが若いため、腰を曲げているような魔女はいない。
このおばあさんのような顔つきは、すべて特殊メイクで作られているのだ。1日の撮影に何時間もかけて作成し、多くの特殊メイクスタッフが動員されている。
後半の魔女たちが勢ぞろいするシーンは、特殊メイク祭りと言っても過言ではないだろう。
魔女たちにはそれぞれデザインがあるので、注意深く見ると多種多様な魔女であふれていて圧巻される。

海外の映画では男女の恋愛模様なども表現されることが多々あるが、この映画ではそれよりも「兄と妹の絆」が重視されている。
子供の頃から今までずっと生活を共にし、幾人もの魔女を倒してきた二人だから生まれるコンビネーション。
バディものとしても見ごたえありではないだろうか。