キック・アス

キック・アス

『キック・アス』(原題:Kick-Ass)とは、マーク・ミラーとジョン・ロミータ・Jrによるアメリカン・コミック。マーベル・コミックの子会社の1つであるアイコン・コミックスより出版された。日本語版は、小学館集英社プロダクションより2010年に発売されている。本作は2010年に、イギリスとアメリカの合作で映画化された。オリジナルのスーツとマスクを作って身につけ、ヒーロー活動を始めた普通の高校生、デイヴ・リゼウスキ。何の力も持たない彼は傷だらけになりながらも、ヒーロー「キック・アス」として奮闘する。そんな彼の前に、同じ稼業のビッグ・ダディとヒット・ガールが現れる。映画版のプロデューサーにブラット・ピットがついたことで話題となった。

キック・アスのレビュー・評価・感想

キック・アス
9

ヒットするガール

アメコミ原作のB級映画でありながら、なんと2作目も公開されているという素晴らしい作品です。
もともと人気アメコミだったらしく、人気スターが2人も自ら出演を交渉しに行ったというのですから驚きです。
その人気スターが誰なのかは、映画を見て確かめてみてください。
ちなみに、1と2があるのですが、1人ずつ出演しています。
見たらすぐにわかる大スターですよ!

いわゆるアメコミという感じですが、私が推したいところは「かわいさ」です。
ブランドアンバサダーなどを数多く勤めているクロエ・グレース・モレッツの出世作となっているこの作品。
特に1ではクロエのかわいさが存分に描かれています。
子供らしいあどけなさがあるかと思いきや、大人顔負けのアクションで敵を惨殺するあたりのギャップがたまりません。
吹き替えも少なく、7割は本人がやっているというから驚きです。
そしてこの子のマスクをつけた姿がベビ感が抜けずとってもかわいいんです。
この後人気になっていくのも納得できちゃいます。
クロエ演じるヒットガールのアクションが面白いのも良い所ですね。
バタフライナイフを見せびらかしたかと思ったら躊躇なく敵に投げ刺してしまうとか。
両刃薙刀をぶん回したかと思えば双剣にして刺してしまったり。
思いっきりがよく、スカッとしてしまいます。

見たことのない方、ステイホームでストレス発散に見てみてはいかがでしょうか。

キック・アス
8

アメコミ版のキックアスを読んでくれ

今回はアメリカンコミックスの「キック・アス」を紹介したいと思います。
なぜ今回、映画のほうではなくアメコミのレビューをしたかというと単純にアメコミのほうが面白いからです。
あらすじをざっくり説明すると、スーパーヒーローに憧れている非モテ高校生デイブがある日、コスチュームをネットで購入し、チンピラを襲い、さらにエスカレートしてマフィアにまで発展していくという流れです。
ここで重要なのが、アメコミ版の主人公デイブがモテないということです。見た目もガリでオタク少年という感じです。
映画版のデイブはハンサムで高身長でマッチョなナイスガイです。はっきり言ってオタクに見えないし、弱そうな感じには見えません。
しかも、映画のデイブには彼女がいます。割と映画の前半あたりくらいから付き合いはじめ、ベッドシーンなどもあり超リア充です。
アメコミ版のデイブはというとかなり悲惨です。物語のラストですら彼女はできません。普通、主人公が成長していく物語は最後好きな女性と付き合うのですが、そんな甘いラストは用意されていません。
そして肝心の格闘シーンに関しても、アメコミ版の方がよりシリアスな展開、描写になっています。理由としては顔面を殴られたりしたら、鼻が折れ曲がったり、目が腫れ上がる絵をしっかりと描き込んでいて非常に好感が持てます。この絵によって戦いの悲惨さがダイレクトに伝わってきます。
私は、映画版のデイブのような完璧な奴よりもアメコミ版の弱くても勇気があるデイブの方が好きだし、応援ができますね。