ツヅリ・ヅクリ

ツヅリ・ヅクリ

ツヅリ・ヅクリとは、ボーカルとピアノ担当のムム・本名「菅井宏美(すがいひろみ)」と、パーカッションとコーラス担当のてん・本名「金山典世(かなやまのりつぐ)」の2人によるアコースティックユニットである。2010年8月6日に結成し、その2カ月後にミニアルバム『さかさまち』を発売。精力的な活動を続けており、結成から3年半で9枚のCDを発売している。

ツヅリ・ヅクリのレビュー・評価・感想

ツヅリ・ヅクリ
9

独特の世界感は癒しを求める人を圧倒的に引きつける

二人ユニットの織りなす音色はとても素晴らしい。それはなぜか?
YouTubeの再生回数はカバー曲の方が多く、オリジナル楽曲の方が少ない。しかしながらライターの私も含めてカバー曲からオリジナル楽曲の素晴らしさに引きつけられる人は多い。男性のテン(金山典世)の担当するパーカッションは素晴らしく、得意とするカホンという珍しい楽器音色が良い。また女性の菅井宏美の歌う世界感素晴らしく歌によって表情が異なる。日本語でも英語でも変わるその歌声にハマる人が多い。この二人の織りなす音色は独自の世界観に引き込まれてまた聞いてしまう。
オススメの曲をあげるなら、ニジミカヅキ、ツバメ、紅い糸、さよならできない君へ〜君の声が聞こえているなど。君の声が聞こえては自殺した故人を思う曲と推察できるが、その悲しい曲に泣けてくる。ツバメはその若い勢いある曲で青春を表現している。紅い糸はその恋する美少年を思う少女を歌っており、カホンではないが音色も良い。ニジミカヅキはカホンとピアノの合わさる音色と歌声とその勢いに圧倒される。ここまで書いてもピンとこないかもしれないが、カバー曲も良いしオリジナル楽曲も良い。ちょっと悩んでる時や辛い時にぜひ聞いてほしいユニットグループである。