RPGツクール4

RPGツクール4

『RPGツクール4』は2000年12月7日にエンターブレインから発売されたRPG制作ソフト。コンシューマー向け『RPGツクールシリーズ』の第4作目にあたる。あらかじめプリセットされた命令、画像、音楽を組み合わせることでオリジナルのRPGを制作することができる。
本作では戦闘方式が『ファイナルファンタジーシリーズ』に近いサイドビューのアクティブタイムバトル方式となっている。新たに「変数」スイッチが導入された点は高評価だったが、容量の燃費が悪い、システム面にかなりの難があるといった問題点も多い。

RPGツクール4のレビュー・評価・感想

RPGツクール4
3

タイトルなし

2000年にエンターブレインからプレイステーション用に発売されたあらかじめ用意された素材を組みあわせて自分だけのRPGを作成できる「RPGツクールシリーズ」の第4作です。
本作ではそれまでの戦闘シーンはドラクエを思わせる画面から一転、FFを彷彿とさせるサイドビュー画面に変更され、キャラクターの顔グラフィックも用意されたりとより本格的なRPGの雰囲気を醸し出す印象になり、装備設定やキャラクターの素材、属性設定などより多くの要素が作成できるようになっています。
が、一方で本作はコンシューマー作品では避けては通れない容量の消費量が尋常ではなく、これにより豊富な素材も全く生かすことができなくなるという悪循環に陥ってしまい、マップやダンジョンが組みにくいというRPGでは致命的なマイナス要素になってしまう形になる他、さらに本作はバグが多く最後まで制作しきれないという状況に陥り、匙をなげるプレイヤーも多かった模様です。
本作を語る際、容量の燃費の悪さとバグの多さでろくに作れなかった等マイナスの評価が多いのですが、それでもFFを思わせる召喚獣システムで当時同社の月刊誌に掲載された漫画「ジバクくん」のキャラが登場したりとサービス要素もあったりと楽しい要素もあただけに残念な形となりました。