川嶋あい

川嶋あい

川嶋あいとは、日本のシンガーソングライターである。1986年生まれ。
実の父親が行方不明という状態で生まれた。母親はいたが、3歳の時に亡くなった。児童養護施設で育ち、その後川島家に養女として引き取られた。しかし、10歳の時に養父を亡くした。
1999年に演歌歌手としてデビューするも、ヒットはしなかった。2001年に上京し、2002年に路上ライブをスタートさせる。路上ライブを1000回行うなどの目標を掲げ活動を行っていたが、16歳の時に養母も他界してしまう。それでも路上ライブは継続し、2003年にCDの手売り5000枚、渋谷公会堂でのライブを成功させ、2005年には路上ライブ1000回を達成。渋谷公会堂のライブでは、『明日への扉』を大ヒットさせたI WiSHのヴォーカルのaiであることを明かした。
2007年に発売した11枚目のシングル『My Love』は週間オリコンチャート初登場5位を記録し、インディーズの女性ソロとしては最高位となっている。

川嶋あいのレビュー・評価・感想

川嶋あい
10

美声の持ち主

川嶋あいは美声の持ち主です。それは彼女が『I wish』というグループのボーカルとしてデビューした頃から際立っていましたが、デビューはそれより数年前で、なんと演歌歌手としての出発でした。しかしポップスに転じてからは、彼女は自分の持ち味を発揮できるようになりました。I wish のデビュー曲「明日への扉」が大ヒットして彼女は成功を掴みましたが、間も無くグループを脱退し、ソロ歌手として新たなスタートを切りました。その後次々とシングル、アルバムをリリースして、旺盛なライブ活動を続けています。その魅力の一つは美声です。これは最大のチャームポイントと言えましょう。魅力の二つ目は、その美しいメロディでしょう。三つ目は、詞ですね。出身地福岡を歌った曲もあり、ラブソングも優れています。なかでも「夢で逢えたら」は名曲です。この曲は1st アルバムに入っていますが、切ない歌詞とメロディが実に美しいですね。また、「Ai ×」というアルバムではクリス・ハートなどの歌手とデュエットを行い、領域を広げています。はじめは路上ライブを行っていた彼女。ピアノの弾き語りのアルバムもあります。そのピアノ演奏も魅力の一つですね!

川嶋あい
8

天使の歌声

私の好きなミュージシャンは、川嶋あいです。彼女は、路上で歌っていた頃に声をかけられ、デビューしました。透き通るような声の持ち主で、「天使の歌声」と言われています。
小さいころは孤児院で過ごし、今の両親に育てられました。心の優しい人で、慈善活動に意欲的だったらしく、昔はボランティア活動も積極的にやっていたそうです。デビューする前に両親は他界し、とても寂しい思いをしながらも、強い意志で歌手活動を行ってきました。色んな辛い人生を若いころから経験してきていた彼女だからこそ、歌う歌詞の数々には重みがあり涙腺が緩みっぱなしになってしまいます。
とにかく、勇気と希望が散りばめられた歌詞で、明るい未来を望む曲たちに、また頑張ろうと思える曲がほとんどです。
人間の葛藤する感情や人生観を、彼女は優しく、時に強く歌います。
全体的には、ポップなバラードが彼女の得意とする曲調です。そして、歌声はさることながら、ピアノの技術もプロです!インディーズ時代から、彼女の腕前には定評がありました。作詞・作曲を自ら手掛けているだけあり、練習量も半端なものではないそうです。一日の疲れを癒したいとき、明日も頑張って生きたいとき、やりたいことや目標に向かって頑張っているとき、そんなときに川嶋あいは、私たちにエールを送ってくれます。