オールウェイズ

オールウェイズのレビュー・評価・感想

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オールウェイズ
10

タイトルなし

アメリカ映画で監督はスピルバーグ。
そして、あのオードリーヘップバーンの遺作のはずです。
天使のハップ役で登場しますが、歳をとってもあんなに美しいとは、流石にオードリーです。
しかも、天使としてのなんのギミックも化粧すら無く、素のオードリーが天使なんだとじっかんします。
主人公は別にいます。
飛行機で山火事に消火剤を巻く火消しのピート、元々ピートは無茶な飛行をし火を消すことを優先する性格で恋人のドリンダは管制官をしているのですがいつもやきもきして、いつ死んでもおかしくない飛び方は辞めてと言っているんてますが、ピートは聞き入れずヘラヘラとはぐらかすばかり、そんなある日、ドリンダとピートの共通の友人で、ピートと同じ山火事消火のパイロットのアルの飛行機から火が出てしまい、それを目にしたピートは、無線で「アル、早く飛行機の消火装置を起動しろ」と呼びかけますが、アルはすでに消火装置を起動しておりそれでも火が消えたい事をキャノピー越しにゼスチャーしもうダメだと笑って見せます。
そんなアルを見て助けないわけがないピートとアルの飛行機の上に出て急降下し、自分が山に巻くはずの消火剤をアルの飛行機にかけアルの飛行機の火を消しますが、急降下から立ち直れず、そのまま、山火事の山に突っ込んでしまいます。
ピートは死に、山火事のまだくす火がくすぶる山を1人歩いていると、場違いな綺麗な女性から声をかけれ、山火事なのに木々が燃えずに青々と茂る一画に案内され散髪をしましょうと前掛けをされ椅子に座らされます。
あんたは誰だとピートは天使のハップに聞き、ハップは「私はハップ」と答え散髪を開始します。
その時ピートは自分が死んだ事をさとり「俺は死んだのか?」とハップに聞き、「そうよ」とハップは答え、ピートの次の質問は、親友のアルは無事かでした、ハップは無事よ貴方が助けた、と告げ、これからのピートのやるべき事を話します。
これからは守護霊として生きている人を導くの、貴方が語る声はその人には聞こえないけど直感のようなひらめきとして通じるわ。
とつげ、ある青年のところに導きます、名はテッド。
あの人を導いてと告げ、ハップは消えます。
テッドは頼まれた人ね誕生日を祝いに飛行機で飛んできて、ハモニカでハッピーバースデイを吹き、プレゼントを渡す仕事をしていました。
そんな中、ピートが死んでしまった恋人のドリンダは、生きる気力を無くし、もぬけの殻の様に生活している姿をアルは見ておられず、またアルも、自分のせいで死んでしまったピートの事でこんな生活になってしまったドリンダを助けようとします。
アルは山火事消火ね仕事自体は辞めて、山火事を消す為のパイロットの養成学校を作り、ドリンダを誘い無理矢理に学校を手伝わせます。
そんな時、その養成学校に入港してきたのがピートが守護霊となった、テッドでした、まあピートがテッドをそそのかし学校に入らせたわけですが。
そしてピートはドリンダを見つけますが、当たり前のことですが気づいてはもらえません。
しかしピートの気持ちがテッドに伝わったからかははっきりしませんが、テッドはドリンダに惹かれていき、2人は接近していきます。
ピートは面白くないのですが、テッドについついるピートの考えや思いが、テッドに伝わり、ドリンダはテッドにピートの面影を見るようになります。
そして、ピートもテッドがドリンダに気があるとしり、何とか引き離そうとしますが裏目に出ます。
そうしているうちにテッドは火消しとしてゆっくりですが成長していきます。
ただ、ピートはじゃまします。
目障りなテッドをドリンダから引き離すべく、訓練中に訓練を監督しているアルめがけて、消火剤を落とすタイミングをテッドにしじするピート。
「まだ、まだ、まだ、いまだ!」ピートのしじで見事アルに消火剤を命中させるテッド、そしてアルはピートの思わく通りテッドをやめさせようとしますが…、後は映画で楽しんでほしい、テッドとドリンダの結末や、ピートのドリンダは死んだ俺がちょっかいを出してはいけない、早く忘れて生きる事を考えさせないとドリンダは死んでしまうと気がつくピートの気持ちと行動、すごく奥が深い映画です。笑いも、悲しみも哀愁も驚きも感動も全て有ると思います。
流石にスピルバーグが10年温めた物語です。最後は感動します。
ピートよく乗り越えて、自分の死を受け入れたと。
全ての俳優、女優が、素晴らしいですが、やはりオードリーヘップバーンを見てほしい、確か病をおして実演していたと聞いています。
全く衰えを感じさせない、流石の女優です。
ほんとうに美しく歳を重ねたオードリーヘップバーンを見るべき映画です。
絶対お勧めです。
オードリーヘップバーンの出演時間は短いですが、印象にはバッチリのこります。
オードリーヘップバーンファンならさらに必見ですよ、絶対です。