チベットスナギツネのヌイグルミに魂が入った佐藤と碓氷さんの今後が気になる「わがいほは」
GANMA!で隔週月曜日に連載されている「わがいほは」は、碓氷神社で独り暮らしをしていた巫女で不愛想な高校生の碓氷伊織と交通事故で幽体離脱した挙句、碓氷さんの心の拠り所になることを条件に仮の器としてチベットスナギツネのヌイグルミに魂を入れられた主人公・佐藤旭、アンゴラウサギのヌイグルミに憑依するお転婆女子高生の幽霊・荒谷茜の3人(1人と2体のヌイグルミ)を中心にした日常系寄りのファンタジーコメディです。
題名の「わがいほは」は百人一首8番で喜撰法師の「わが庵(いほ)は 都にたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり」から採っていそうですが、今のところは「庵」と碓氷さんの名前である「伊織」がかかっている程度の関連性しかなさそうです。それでいくと、荒谷さんの名前は額田王の「あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る」から来てそうです。
2018年11月19日までに31話配信されており、登場人物は女性が多いものの、ハーレム系にも三角関係にもならず、ほのぼのとした疑似家族要素が強めのストーリーとなっています。
とはいえ30話のアルバムで遠い親戚の男子が写真に登場したり、31話で佐藤が碓氷さんの少女時代を思い出したような描写があったりと今後の伏線になりそうな描写も目立ってきています。幼馴染ラブコメ担当が荒谷さんだけじゃない可能性もありそうです。
佐藤が仮の器としているチベットスナギツネのヌイグルミはブサかわいいし、荒谷さんが憑依するアンゴラウサギはモフモフ感が高かったりと女子受けしそうなヌイグルミ陣営がこの作品の特徴だと思います。一方で、仮の器のおかげで単純な恋愛漫画にない独特な雰囲気も出しています。