ウルトラセブン / Ultra Seven

ウルトラセブン / Ultra Seven

1967年(昭和42年)10月1日から1968年(昭和43年)9月8日の間にTBS系で放送。
『ウルトラセブン』は、劇中に登場する巨大変身ヒーローの名前。制作は円谷プロダクション。全49話が放映された。
地球侵略を企む的生命体=宇宙人に対して、地球を守るウルトラ警備隊。
そして、警備隊ら地球人と協力をするヒーロー・ウルトラセブンの活躍を描いた物語。

ウルトラセブン / Ultra Sevenのレビュー・評価・感想

ウルトラセブン / Ultra Seven
7

第4惑星の悪夢から逃れたい

この作品をみたのは、6年ほど前。昭和ウルトラマンシリーズにはまり始めた時期だ。ある日ウルトラセブンをレンタルした。その中でもこの「第4惑星の悪夢」という話はとても印象に残っている。リングよりも生々しく怖い。まさか子供番組に、科学、機械の急激な進歩の恐ろしさを教える作品を作る、制作陣たちがすごい。
怪獣との戦闘は一切ない。子供は退屈だったろう。世界観が、緊張感と恐怖感、スリルを兼ね備えていて見ごたえばっちりです。ウルトラセブンという作品は、他のウルトラマンシリーズとは異質な話だ。特撮ヒーローというジャンルをつうじて、社会に疑問を投げかける、大人向けの作品。
その中でもとくに、第4惑星の話は考えさせられる。トラウマになるかもしれない。これから起こる未来を暗示してるかのような感じでしたね。個人的に好きな話は「ウルトラ警備隊西へ」前編のキングジョーとの戦いが見どころ。水面にうつるエメリウム光線のあのシーンは憧れる。あとドロシーアンダーソンがかわいい。スパイものが当時流行ってたから、そんな作品を作りたかったんだと思う。自分は後編よりも前編派です。ジャンボ旅客機とかが飛んでいる背景のシーンを見ると、現代の様子に近いと感じた。こんなヒーロー番組をまた制作される日が来るのを待ってます。