PSPの独特なシステムを持ったシミュレーションRPG
物語は戦争です。ファンタジニアとよばれる王国がブロンキアの帝国に侵略され、帝国の魔の手からなんとか逃れたファンタジニアの王女ユグドラが、盗賊団の首領ミラノと出会います。そして、ミラノの協力を得てユグドラは祖国解放の戦いが始まります。シミュレーションRPGを経験した人なら典型的な物語と感じますが、このゲームの最大の面白さは、独特な戦闘システムであると私は考えます。
このゲームの大きな特徴はこの3つです。
まず、このゲームのシステムはターン制になっており、タクティクスカードとよばれるものをターンのはじめに1枚選びます。この1枚で、キャラクターの移動や戦闘時の必殺技及びそれを使えるキャラクターが決まるほど、慎重に考えなければならない仕組みになっています。
次に戦闘を行うとき、陣形を組むことにより、その陣形内に入っているキャラクターしか戦闘を行えないことです。1つの陣形にキャラクターがたくさんはいるほど、有利に戦うことができます。
そして、ファイアーエムブレム以上に武器同士に相性があり、これだけで勝負がつく可能性があるほど重要なもので、誰をどの敵にぶつけるのかが勝利のかぎとなっています。シミュレーションRPGが好きで、いまだかつてない経験をしたいという人には是非勧めたい内容です。