8
青春マンガの典型
オーケストラの魅力にはまる主人公の男子高校生。父親が有名バイオリニストで子供の頃から英才教育を受けてきた主人公。普段は存在感もなく冴えない存在なのに、バイオリンになるとすごいヤツ。
典型的な設定ではあるけれど、中学の担任にすすめられた高校のオーケストラ部に入って洗礼を受ける設定が見ていて面白かったです。中学の同級生、秋音と出会い、一度は離れてしまったバイオリンに対し再び挑戦する姿、また高校で出会うおなじポジションで天才の佐伯との関係。いろいろと主人公が挫折を繰り返しながらも進んでいく姿には安心して読み進められました。
また一番気になるのは、佐伯と実は異母兄弟だったという展開。ライバル意識しながらもお互い切磋琢磨し少しずつ近づいていた関係であったのに、突然の佐伯の告白に心を取り乱す主人公。果たしてこのままオーケストラ部を、バイオリンを続けていけるのか気になる展開で目が話せません。
また、秋音との関係が恋愛に発展するのかも気になります。絵が細かく綺麗で、主人公が初めて秋音にバイオリンをきかせるシーンは秋音と一緒にこちらもドキッとしました。これからの展開が気になり、どんどん面白くなりそうなのでぜひオススメしたいです。