X-MEN:ファースト・ジェネレーション / X-Men: First Class

X-MEN:ファースト・ジェネレーション / X-Men: First Class

『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(原題:X-Men: First Class)とは、2011年のアメリカのスーパーヒーロー映画。監督はマシュー・ヴォーン。出演はジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンスなど。「X-MEN」フランチャイズでは2009年の『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009年)に続く5作目。1960年代のアメリカが舞台。のちに「プロフェッサーX」と呼ばれるミュータントの青年チャールズは、ある日、ミュータントであるエリックと出会う。自分たちの特殊能力を人類の平和に活かしたいと考えるチャールズは、エリックに協力を仰ぎ、次第に友情を育んでいく。

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X-MEN:ファースト・ジェネレーション / X-Men: First Classのレビュー・評価・感想

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なぜ二人は決別したのか

X-MENができあがる以前の物語を描いた映画で、プロフェッサーXとマグニートーが出会うところから物語が始まります。
お互い、ミュータントの未来を想いながら、どうして別々の道を歩むことになったのか。それがこの映画では掘り下げられており、二人が決して憎しみあって戦っているわけではなく、むしろお互いが一番の理解者なのだと思うと、ヒーローアクション映画でありながら、少しの切なさを感じます。
キューバ危機を舞台に、片やミュータントが第三次世界大戦をおこそうと、片やそれを阻止しようと翻弄。次回作、フューチャー&パストでもそうですが、もしかすると実はミュータントは存在していて、これまでの歴史の中で彼らの活躍があったのかもしれない、と思わせるシーンがいくつかあります。
プロフェッサーX率いるX-MENを組織する過程も描かれていて、日本の少年漫画のような修行シーンもあり、ヒーローアクションらしさもしっかり。
X-MENではおなじみのウルヴァリンや、サイクロップスは今回登場しませんが、初代X-MENもなかなかの個性派ぞろいです。
プロフェッサーXといえば綺麗か坊主頭が印象的ですが、この映画ではまだフサフサです。これから全ての髪の毛が抜けるほどの苦労が彼を待ち構えているのかもしれません。