石川智晶

石川智晶

石川智晶(いしかわちあき)とは、1969年3月29日生まれのシンガーソングライターである。1993年に音楽ユニット「See-Saw(シーソー)」のメンバーとしてデビューし、1995年から2001年の間は「Somali」としてソロ活動もしていた。2003年からソロ活動を本格化させ、自身で作詞・作曲も手がける。2007年にリリースしたシングル『アンインストール』は、2019年に平成アニソン大賞の作詞賞に選ばれた。

石川智晶のレビュー・評価・感想

石川智晶
8

ダークな感動シーン

初めて石川智晶さんを知ったのは、You Tubeでした。
何故か急にオススメに出てきた「アニメグロシーン集」を、ちょっと興味本位で再生した時にBGMで流れたのが「アンインストール」。
出だしの叫び声のような音声、間奏、全体の雰囲気というか曲から伝わる暗さと高音の美しさ。
どれも私が好きなポイントを満たしていました。
再生が終わってすぐ、聞き取った歌詞から検索し、石川智晶さんのミックスリストへ飛び、数曲聞き、またすぐ今度はAWAミュージックを開き、お気に入りに登録し、ひたすら聞きました。

私はゲームをしないし、アニメもあまり見ないので良く知りませんでしたが、ガンダムの歌などを担当されていた方でした。
なんて言うか、彼女の歌を聞くとRPGゲームやシリアスなアニメの世界に入り込んだような気になります。
それも悲しいシーンに似合うのです。

例えば「逆光」という歌なら、正義のヒーローが実は感じている戦う事への罪の意識に悩むシーンとか、「不完全燃焼」なら戦いに参加するのに内心はためらいを捨てきれない主人公の鬱々した顔とか、「前夜」は悪役が何故そんな事をするにいたったかの過去の悲しみが分かるシーンとか。

とにかく、聞いて楽しい気分になるかと言われると首を縦には振れないのですが、悲しい気分にどっぷり浸り、昇華させたい時や、思考を別世界に飛ばしたいような時、もしくは創作をされている時にはとてもオススメです。

アニメや漫画で正義の味方より悪役が気になる方は、きっと好きになれる気がします。
ぜひ聞いてみてください。