ツレがうつになりまして。

ツレがうつになりまして。

『ツレがうつになりまして。』とは、細川貂々によるエッセイ漫画である。2006年に幻冬舎から出版された。いわゆる「スーパーサラリーマン」だったがうつ病を発症した筆者の夫の闘病生活と、彼を支える筆者の体験談が描かれている。2007年に続編である『その後のツレがうつになりまして。』を、2011年に完結編となる『7年目のツレがうつになりまして。』も出版。2009年に藤原紀香と原田泰造主演でテレビドラマ化され、2011年には宮崎あおいと堺雅人主演で映画化もされた。

ツレがうつになりまして。のレビュー・評価・感想

ツレがうつになりまして。
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心の病気を優しく語る ツレがうつになりまして

現在の心の病気、うつになってしまった夫を支える明るい妻の心温まるお話です。
実際に家族がうつになると、どうしたら良いのかわからないのが現実です。
こちらのいう事に耳を貸してはくれません。病院に連れて行くのも大変です。自覚がない場合は尚更です。
自分がちょっとおかしいのではないのかと不安になり、家族に隠そうとする人もいるそうです。
完璧な真面目な人がなりやすいみたいです。
しっかりとしているからこそ自分の思い通りにならない生活が耐えられなくなります。
頑張らないといけないと思えば思うほど空回りしてしまいます。
出来ても喜ぶことが出来なく、出来なければすごく落ち込みます。
それを優しく包み込み、たまに突き放し、明るく笑い飛ばす。そんな奥さんが素敵です。
ツレという呼び方も良いなぁと思います。夫婦だけと相棒という雰囲気で重くならない呼び方です。
奥さんのセリフにあっそうなんだと気が付くことも沢山ありました。
無理に前を向かなくても自然に過ごすことも大切な事なんです。
うつという暗いイメージの病気だったのが少し見方が変わってきました。
この映画を見てこんな夫婦になれる自信はありませんが、少しでも相手の気持ちを包みこめるような夫婦になりたいと心から思いました。

ツレがうつになりまして。
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堺雅人と宮崎あおい

二人のほのぼのとした生活が見ていてとてもうらやましかったです。
仕事のストレスで夫がうつ病になってしまうのですが、うつ病の辛さや大変さ、周りが助けてあげなくてはいけなかったり、そこはほっとかなくてはいけなかったりと大変さが伝わりました。
うつ病はただ気分が落ち込んで何もやる気がでなくなってしまうだけではなく、精神的に思っている以上にくるものなんだなと思いました。途中で奥さんがイライラしているときにかけてしまった言葉をきいて、自殺をしようとしてしまうなんて想像もつきませんでした。目が離せないし、もっと敏感になってあげなくてはいけないんだと思いました。
この映画を通じてストレスをなるべく感じないように日々発散方法を考えて行動したいなと思いました。そして、演じていた堺雅人さんのうつ病の演技はとても見事でした。本当にかかっているみたいで、さすがベテラン俳優さんだと思いました。宮崎あおいさんも一つ一つのしぐさがとても愛らしくてこういう奥さんがいたらなと思いました。
この映画はみていてほのぼのするところもあり、周りの人がこうやって助けてくれるんだ、とか、ストレスはこうやって感じてしまうんだなど、うつ病の辛さや大変さもわかる映画なので是非見てほしいなと思いました。