かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄

かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄

『かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄』とは、2002年7月にチュンソフトから発売された、プレイステーション2用のアドベンチャーゲーム。チュンソフトのサウンドノベルシリーズ第4弾である。前作は『かまいたちの夜』。今作の舞台となるのは、夏の海に浮かぶ孤島。主人公は前作に引き続き、透と真里の2人である。謎の人物からの招待状が原因で孤島にやってきた2人は、そこで謎の事件に巻き込まれていく。前作『かまいたちの夜』に比べ、人物表現や物語の全体的なボリュームなどが格段にパワーアップした。

かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄のレビュー・評価・感想

かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄
3

かまいたちの夜の続編だと思わない方がいい

2と書いてあるが、1と直接話は繋がっていない。それだけならいいのだが、全体的に気持ち悪いシナリオが多く、1であった推理要素もあまりない。
グラフィックやシステムは1を上回っているが、肝心のシナリオが面白くないので非常に残念だ。
一つの作品として見るとそれほど気にならないが、かまいたちの夜の続編として見ると微妙な出来だと思う。

ただ自分は世界観は気に入っている。前作のように推理要素を含めたシナリオを用意して、なおかつ遊んでいて不快な気持ちにならない作品にしてほしいなと感じた。
逆にホラーが好きな人は、本作を楽しめるんじゃないかと思う。

あとかまいたちの夜は3も出ていて2の続編だが、2よりはだいぶマシな作りになっている。
しかも3は1と2のメインシナリオを収録している。
2は気持ち悪いシナリオが多いと書いたが、本編であるわらべ唄篇は遊んでいてそれほど気にならないので
個人的には3を購入して、2のわらべ唄篇を遊ぶ。わらべ唄篇が気に入ってなおかつホラーが好きな人は
改めて2を購入すればいいし、3がやりたいならわらべ唄篇をクリアした後にそのまま3を遊べばいいと思う。

長くなったが、ホラー好きならかまいたちの夜2はオススメだ。
でも推理物のシナリオが好きで、ホラーが好きじゃない人には2はお勧めできない。