コマンドー

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コマンドー
10

マッチョ映画コマンドーについて

静かな山奥で幸せに暮らしていた元コマンドー部隊隊長ジョン・メイトリックス(アーノルド・シュワルツェネッガー)と愛娘ジェニーの所に、元コマンドー部隊の隊員が次々と殺されている事を知らせに元上官カービー将軍が来ます。
ジョンとジェニーの為に警護する隊員を置いて行きますが、皆、悪党に殺されてしまいジェニーは誘拐されてしまいます。ジョンは悪党を追いかけますが捕まり眠らされてしまいます。
ジョンが起きると元コマンドー部隊の一人で凶暴な性格のベネットと元バル・ベルデ共和国大統領で独裁者のアリアスが現れ、ジェニーを殺されたくなければ現バル・ベルデ大統領を暗殺しろと言われます。という事でジョンはバル・ベルデ行きの旅客機に見張りエンリケスと搭乗します。
ジョンは客室乗務員に「荷物は?」と聞かれ「こいつだけだ」とエンリケスのことを言い笑わせてくれます。そして席に着くと瞬時にエンリケスの首の骨を折り殺害し、帽子を顔に被せ客室乗務員に「連れは疲れて寝ているから起こさないでくれ」と言います。
ジョンは離陸直後、旅客機から沼に飛び降り旅客機がバル・ベルデに着くまでの11時間の間にジェニーを救出することになります。旅客機の客室乗務員シンディに目を付け、ジェニー救出に協力を求め行動を共にする事になります。
アリアスの子分の小柄な男サリーを追いかけデパートに行くと、ジョンは警備員に筋肉モリモリマッチョマンの変態(笑)と言われたり、電話BOXを持ち上げて放り投げたり、天井からぶら下がっているバルーンを使いターザンみたいに飛んだり、大暴れです。その後、水上飛行機のエンジンがかからない時は「ゴンッ」と運転台を叩き「こういうのが効くんだ」と力技をシュワちゃんが沢山見せてくれる楽しい映画です。

コマンドー
8

タイトルなし

1985年に公開されたアーノルド・シュワルツェネッガー主演のアクション映画です。
元特殊部隊のジョン・メイトリクスは自身に恨みを持つ共和国の独裁者一味に娘を攫われ、娘の救出の為、単身敵に立ち向かっていく。
本作はとにかく途中からストーリーが頭に入らなくなるほど(ストーリー自体シンプルなのですが笑)シュワちゃんの無敵ぶりがこれでもかと終始発揮されている映画で、飛行機から落ちても無傷だったり、横転した車を立て直したり、人ひとり入った電話ボックスを軽々と持ち上げて投げ飛ばしたりと前年シュワちゃんが演じたターミネーターかよ!と突っ込みを入れたくなる要素が多いほか、クライマックスでは敵の拠点の孤島に一人で潜入して敵の大軍をものの5分程度で壊滅させてしまうなど、どこまでもシュワちゃんの無双ぶりがすさまじく(笑)、細かいツッコミ要素がそれこそどうでもよくなってきてしまいます(笑)(娘を救出するためとはいえ道中犯罪者に見られても仕方ないような行動も結構やってる気がしてなりませんが…笑)。
とはいえ、本作は80年代のアクション映画全盛期の良さを随所に感じさせる作品で、シュワちゃんのアクションスターの地位を不動なものとした記念碑的な作品でもありますので、シュワちゃんファンには代表的な作品の一つでもあります。