ミントな僕ら

ミントな僕ら

『ミントな僕ら』とは、吉住渉による青春少女漫画。集英社『りぼん』にて掲載された、双子の姉弟の恋愛模様を描いた学園ラブ・コメディ。双子の姉・南野(みなみの)まりあが大好きな、双子の弟南野のえるは、初恋の人を追いかけて全寮制の学園に転校したまりあを連れ戻すため、自分も転校しようと決意する。ところが、女子寮しか空きがなかったため、のえるは女子生徒を装って寮生活を送ることとなってしまう。性格の違う双子2人のそれぞれの恋愛模様や、思わず笑えるコメディタッチの作風が魅力的な作品。

ミントな僕らのレビュー・評価・感想

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ミントな僕ら
7

男の娘の元祖?

この作品は女子の様な容姿を持つ「男の娘」の先駆けと言ってもいいと思います。
男女の双子の主人公(男)は、春休み中に片思いの相手がいる学校へ黙って一人で転校してしまった姉を追って転校。
しかし全寮制の学校に空きが女子寮のみ。
昔から女の子に間違えられていた主人公(間違えた相手をボコボコにするほどコンプレックスがある)が女装して転校を決意。
仲良くしていた女性恐怖症の男子から突然キスをされ、同室の女の子に恋をし、そして儚く散る姉の初恋。
友情と恋愛が混ざり合い、ライバルが次々登場するドタバタラブコメ。
高校生の甘酸っぱい恋愛模様に女装男子が奮闘しながらも成長していく過程がくすぐったく表現されています。
コメディー要素が強めではありますが、キャラクターの強い登場人物達が自分の恋愛と向き合っていてみんな応援してあげたくなります。
姉弟はさまざまな問題やトラブルを乗り越え、失恋を経験し互いの理解を深めていきます。
姉離れ出来なかった弟にも彼女が出来て姉の恋愛にも首を突っ込まなくなった弟ですが、彼女は女子寮の同室で女装を隠したまま別人になりすまして交際を続けていた。
ひょんなことから女装がバレて、大問題に。
諦められず片思いを続けるが…
笑いあり涙ありの学園ラブコメ+男の娘です。