ヴィーナス&ブレイブス〜魔女と女神と滅びの予言〜 / Venus & Braves

ヴィーナス&ブレイブス〜魔女と女神と滅びの予言〜 / Venus & Braves

『ヴィーナス&ブレイブス~魔女と女神と滅びの予言~』とは、ナムコから発売されたPlayStation2用RPGゲームである。
2000年に発売された『7〜モールモースの騎兵隊〜』の基本システムや設定の一部を継承している作品。
バルクウェイという鉱山都市に住んでいる主人公ブラッドの下に女神アリアが現れ、100年後に世界が破滅してしまう「大災厄」が起こると告げられる。精霊の血を受けて不老不死の体を持つブラッドは騎士団を結成し、多くの出会いと別れを繰り返しながら100年間の戦いへと挑むことになる。

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ヴィーナス&ブレイブス〜魔女と女神と滅びの予言〜 / Venus & Braves
9

OPだけで買う価値あり

とにかくOPのBGMと演出が素晴らし過ぎる!!
特に凄い技術を使ってるわけでもないのに、あの衝撃感…。
イラストはこれでもかってぐらいファンタジー風味で超私好みだし、声優陣も豪華です。
ナムコ史上最高のOPではないでしょうか?

ストーリーも前半は涙そのものです。
このゲームの凄いところはプレイヤーが不老不死の主人公に感情移入出来る事だと思います。
かつて共に大切な日々を過ごしてきた仲間が老い、彼らに退団を命じなければならない葛藤、そして彼らの死を見送る切なさ。特にウォルラス、フリー、レオの「教えは師から弟子、そしてまたその弟子へ」と言う感じがとても好きでした。
沢山の「ありがとう」が湧いて来ると同時に、皆と同じ時を過ごせない孤独感、疎外感を感じました。
それでも仲間が愛おしいから、世界を守るために闘い続けようと…。
そう感じさせてくれるゲームは本当なかなかないと思います。

後半はイベントが急激に減り、メインキャラの退団もモブキャラ同様…。残念以上に無念です。

エンディングはヴィヴィのところの締め方が「一つの壮大な物語を読み終えた」と言う感じで絶句しました。
最後に仲間の振り返り(?)まで見られ、彼らの老後の事を知ることができ、とてもうれしかったです。

戦闘は至って簡単なので、ゲーム苦手の方もぜひお試しください。