プリンセス・プリンシパル / Princess Principal / プリプリ

プリンセス・プリンシパル / Princess Principal / プリプリ

『プリンセス・プリンシパル』とは、株式会社3Hz、株式会社アクタスによって共同制作されたオリジナルアニメーションである。
19世紀末、アルビオン国は特定の範囲を無重力にする「ケイバーライト」を生み出す。それにより巨大な軍事力を有することとなり、覇権国家となる。しかし、革命により「アルビオン王国」「アルビオン共和国」へ分断された。国内の名門校クイーンズ・メイフェア校に通う「博物倶楽部」の5人は共和国のスパイという裏の顔を持っていた。

プリンセス・プリンシパル / Princess Principal / プリプリのレビュー・評価・感想

プリンセス・プリンシパル / Princess Principal / プリプリ
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美少女&スチームパンク

2017年のアニメ作品『プリンセス・プリンシパル』。19世紀末のロンドンが舞台。ロンドンの東側が王国、西側を共和国が統べる。主人公のアンジェは、スパイとして王国側にあるクイーンズメイフェア校に潜入する。この国の王位継承権4位のシャーロットという王女と入れ替わり、「チェンジリング作戦」を決行するために…。
本作が従来のアニメ作品と違うのは、とにかく「秘密」が多いこと。スパイのアンジェに秘密があるのはもちろん、王国の女王シャーロットにも重大な秘密がある。それを物語の前半では明かさず、第6話で明らかにしている。
主人公アンジェや、女王シャーロットに起きた出来事を、あえて時系列をバラバラにして放映していたため、毎週視聴していた者は最新話が放送される度に以前の話を見直したのではないかと思う。私も合計3回ほど作品を見直した。
私がこのアニメを好む理由は、伏線や謎がありミステリアスなことだけではなく、キャラクターの一人ひとりに味があること。主人公のアンジェは一見クールで人と関わらなさそうなのに、任務の途中で少女を助けるなど「スパイなのに人に優しい」一面もある。アンジェとスパイ学校で一緒だったドロシーも、一言で言うと「ドジっ子」でうっかりミスが多く、あまりスパイらしくない性格をしている。
地味で暗くなりがちなスパイというテーマだが、一人ひとりのキャラクターの個性により明るい雰囲気になる。
2021年2月には1作目の劇場版も公開された。これからの展開も楽しみだ。

プリンセス・プリンシパル / Princess Principal / プリプリ
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タイトルなし

プリンセス・プリンシパルとは、2017年の夏に放送されたオリジナルテレビアニメです。
女子高生として学生生活を送っている5人の少女たちが、裏でスパイとして暗躍してロンドンを舞台に任務をこなしていくというストーリーになります。
スパイを題材にしているだけあって全体的にシリアスな話の構成になっていますが、それ以外にも笑いを誘ってくる部分や、感動する部分も多く充実したアニメといえると思います。

このアニメの凄いところは二つあります。
まず一つ目は作画。メインで映っているキャラクター以外の後ろにいる人物もしっかりと描かれており、またロンドンの街並みや道具の細部にもこだわっています。かつその作画を12話すべてで維持しているところがすごいです。
特に戦闘シーンに関しては2017年に放送されたアニメの中では1番ではないかと思わせるくらい丁寧でかっこよくつくられています(5話の戦闘シーンは最高)。
もう一つは伏線や意味深な部分の回収がうまいということです。物語は基本的にはじめにミッションをもらってそれを解決していくというながれで、1話で1つのミッションを解決するというかんじです。そして伏線の回収がどのようにうまいかというと…正直言葉で表現するのが難しくアニメを見てくださいというのが僕の意見です。すこし難しい伏線もありますがそれに気づけば「あぁ、そういうことか」となります。とりあえず1話と2話を見てみてください。そしたら伏線の回収のやり方が絶妙だと分かると思います。
最後になかなか複雑なところもあり作品の良さを表現するのが難しく(そして私の文章力の無さもあいまって)わかりにくい部分がある説明になってしまいましたが、1つ確実に言えることはこのアニメは面白く見て損はないということです。