マジンカイザーSKL

マジンカイザーSKL

『マジンカイザーSKL』とは、2011年に発売されたOVA作品である。バンダイナムコのテレビゲーム『スーパーロボット大戦』シリーズに登場するスーパーロボット・マジンカイザーを題材とした『マジンカイザー』シリーズの一環。なお前作とのつながりはなく、設定やキャラクターデザインなど、ほとんどの要素が一新された。

マジンカイザーSKLのレビュー・評価・感想

マジンカイザーSKL
5

タイトルなし

2010年に発売されたOVAでゲーム・スーパーロボット大戦シリーズでデビューしたオリジナルのマジンガー「マジンカイザー」のアニメ化ですが、2001年~2003年に制作された同名シリーズとは世界観、登場人物含めて無関係になっています。
あらすじ的には重力路ぼ暴走で地球消滅の危機に瀕し、その中核となっている謎の機械島でロボット同士の戦争に巻き込まれていくという流れです。
全3話のOVAなので全体的に見た場合ダイジェストな印象は否めませんが、その分戦闘シーンのクオリティは高く、3話ほぼ全編に渡って繰り広げられるアクションシーンは観ているこちらを飽きさせません。
また、マジンカイザーを操る2人の主人公、海動剣と真上燎の2人がとにかく好戦的であり、「俺たちが、地獄だ!」という決め台詞からどっちが悪役なのか一瞬判らなくなりますが(笑)、逆にこのキャラクターが永井豪原作らしさを表している印象もあり、海動がメインで操縦する際はカイザーは剣技を、真上が操縦する際は銃撃をという具合にカイザーの戦法が変わるのも視覚的に面白く感じました。
また、敵ロボットデザインも量産機が主にマジンガーZの機械獣を模していたり、モブキャラも永井豪作品のキャラクターを意識していたりする遊び心も感じられます。