La'cryma Christi

La'cryma Christi

La'cryma Christi(ラクリマ・クリスティー)とは、日本のロックバンド。メジャーデビュー時のメンバーは、 ボーカルにTAKA、ギターのHIRO、ギターのKOJI、ベースのSHUSE、 ドラムスのLEVINの五人。
1997年5月8日、シングル曲「Ivory trees」でメジャーデビュー。その後「With-you」や「未来航路」等ヒット曲を出す。2005年3月21日のライブで、KOJIが音楽性の違いで脱退。2007年1月20日、同バンドは解散を発表。「今後の音楽性や活動方針を協議した結果、それぞれが違うヴィジョンを思い描いていることが明らかになった為」というのが、解散に至った主な理由とされている。
2009年10月24日、一夜限りで再結成。そして、同日ライブツアーを発表している。その後も2012年2月1日には、メジャーデビュー15周年を記念してのライブツアーを発表している。またメンバーのKOJIは、2020年食道がんを公表。2022年には食道がんの為、49歳で帰らぬ人となった。

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La'cryma Christi
10

La'cryma Christiのおすすめ

La'cryma Christiは、90年代に一世風靡したヴィジュアル系バンドです。1991年に大阪で結成され、1997年にメジャーデビュー。2007年に解散をしていますが、その後も数回復活をしており、近年ではメンバー同士が共演する機会が増えており、近い将来ライブが観れる可能性があるかもしれないバンドです。
La'cryma Christiとは、「キリストの涙」という意味です。その名の通り、歌詞にも異国情緒あふれる物語が浮かび上がってきます。
初期の曲は宗教的な雰囲気が多く、La'cryma Christiの世界観は初期曲がまさにそれ!といった感じです。後期はハードロックが多いですが、それでもLa'cryma Christiらしさは変わっていないと感じます。
ロックな部分と異国な雰囲気を漂わせるLa'cryma Christiですが、筆者がオススメする作品は『Sculpture of Time』と『Lhasa』です。
『Sculpture of Time』は初期La'cryma Christiが全て詰まっていると言えます。90年代ヴィジュアル系の王道アルバムで、儚くも強くたくましい曲が多いです。
そしてLa'cryma Christiを語る中で『Lhasa』は外せません。全曲良いです。明るい曲から始まってロックな世界に巻き込み、途中からは段々とマイナーコードが多い楽曲に持っていかれます。特にラストの『Zambara』は心して聴いてください。意味のわからない歌詞とメロディー。何年聴いてもこの歌の答えは出ません。しかし、確実にLa'cryma Christiの魅力の虜になります。