見て良かったと思える作品
子供の視点から見た戦争を丁寧に描いている作品。
主人公のウッソだけれども、主役は大人たちというのが何とも格好いい。鬱な展開が多いとされるこの作品ですが、個人的にはちょっとやりすぎと感じたのは母の首ぐらいで、味方パイロットがほぼ女性で、彼女らが次々戦死していくので、反響が大きいかったのかなと思いました。多分男だったらガンダムによくある展開で済んだ話だと思います。個人的にはコニーとオデロには生き残って欲しかった。シュラク隊全滅では希望がないですし「女性は新たな命を生み出せる存在と作中に言ってるし」、最後の最後で子供組から戦死者がでるとは思いませんでした。個人的にはウッソの父親はジャンヌ・ダルクの特攻を引き継いだと思います。カテジナはガンダムでは一人ぐらいはこうゆうキャラが出てくるので、特におかしな感じはしなかったです。シャクティはカツっぽい動きしてましたが、目的が戦争を止めるでしてからね。結果的に地雷を踏んでそのたびに誰かが巻き添え食らってましたが。
感動のラストはシャクティとカテジナ。お互いに気付いていない振りをして、涙を流しながら別れるシーン。生きて欲しかったオデロと図らずも生き残ってしまったカテジナの対比が何とも言えないですね。フランダースがカテジナに速攻気付いて警戒するのにちょっと笑ってしまいましたが。なんにせよ見せ場が多く、見て良かったと思える作品でした。