Caravan Palace / キャラヴァン・パレス

Caravan Palace / キャラヴァン・パレス

Caravan Palace(キャラヴァン・パレス)とはフランスのエレクトロ・スウィング・バンド。2005年に結成した。伝説のギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトやフレンチハウスの重鎮ダフトパンクまで幅広いアーティストから影響を受けている。2007年にジャンゴ・ラインハルト・ジャズフェスティヴァルに出場し、話題になる。マヌーシュ・ジャズ(ジプシー・ジャズ)をベースに、エレクトロやヒップホップなどのダンス・ミュージック的解釈を加えたオリジナルサウンドが注目を浴び始め、「エレクトロ・スウィング」と呼ばれるジャンルとして発展した。
2008年にファースト・シングル『Jolie Coquine』、デビュー・アルバム『Caravan Palace』をリリースして大ヒットとなる。その後もリリースを重ね、世界各国の音楽フェスに出演するなど、人気バンドとして活躍している。

Caravan Palace / キャラヴァン・パレスのレビュー・評価・感想

Caravan Palace / キャラヴァン・パレス
10

これからエレクトロ・スウィングを聴き始めるというならまずこのバンドから!

今までエレクトロ・スウィングを知らなかった、エレクトロ・スウィングってそもそもどんな音楽カテゴリーなの?もしくはこれからエレクトロ・スウィングを聴き始めようかと思っている方に是非オススメしたいバンドです。
Caravan Palaceはフランス出身のエレクトロ・スィングバンドで、元々は3ピースバンドで活動を開始し、地元フランスでの小さなギグから徐々に人気を得て、現在は7ピースバンドで活動中です。ヨーロッパでメジャーデビューを果たしたのは2008年。古き良き伝統的なスウィング・ジャズのメロディーをベースに、モダンなエレクトロ・ダンス・ミュージックのビートが見事に融合された彼らの音楽は、現在YouTubeを中心に、ヨーロッパだけでなく世界各地に多くのエレクトロ・スィング・ファンを生み出しています。
中でも特にオススメしたいタイトルは”Suzy”と”Jolie Coquine”です。どちらも古い年代のジャズ・バーで演奏されていたようなスウィング・ミュージックのメロディーや、スキャットをといった伝統的なジャズの形式をベースに残しつつ、アップ・テンポで非常にノリの良いモダンなダンス・フロア・ミュージックに仕上がっています。
気落ちしている日にも気分を盛り上げてくれるタイトルも多く、また日頃の室内BGMとして流すのにももってこいの音楽であるこのエレクトロ・スウィングというカテゴリーの中でも、このバンドは外すことのできない入門としてもぴったりのバンドです。