FF:U 〜ファイナルファンタジー:アンリミテッド〜

FF:U 〜ファイナルファンタジー:アンリミテッド〜

『FF:U 〜ファイナルファンタジー:アンリミテッド〜』とは、2001年から2002年にかけて放送されたテレビアニメである。スクウェア・エニックスによるゲーム『ファイナルファンタジーVII』の世界観をもとに、行方不明となった両親を探すアイとユウの姉と弟の旅路を描く。デジタルアニメーションでは当時業界をけん引していたGONZOが制作を担当。背景や召喚獣などは3DCGで描かれた。

FF:U 〜ファイナルファンタジー:アンリミテッド〜のレビュー・評価・感想

FF:U 〜ファイナルファンタジー:アンリミテッド〜
9

FF好きならわかってほしい迫力のCGとキャラクター

FF:Uはゲームとして有名なFF(ファイナルファンタジー)初のアニメーション作品です。
FFを名乗るにふさわしい映像美。CGがありふれている今見ても美しいと思えると思います。
召喚獣の召喚シーンなどは圧巻の迫力。FF好きにはたまらないシーンが盛りだくさんです。FFにはおなじみのモーグリやサボテンダー、チョコボなど愛らしいキャラクターに加え、豪華声優陣が演じるキャラクターが異界で大暴れしています。
特に注目してほしいのは黒き風という寡黙なキャラクターが、ふとした時に見せる表情の描き方。そして少しずつ明かされていくキャラクターたちの真実。複雑に絡み合うキャラクターたちの物語に目が離せません。
ところどころにFFならではの音楽も挿入されていて、まるで自分がプレイしているかのように見ることができます。
しかし一つ残念なのは、作品が途中で打ち切りになっている点。この点だけはどこかで挽回してほしかったです。それを除けばFF好きにも、そうでない人にも勧めたい作品のひとつです。書籍やドラマCDなどにもなっているので、そちらもチェックすると物語やキャラクターの色々な部分が補填出来るのでより一層楽しめるかと思います。