通信対戦が残念
千葉さんボイスのケフカを操作できるボードゲームと聞いて、購入。
なぜFF6の主役を差し置いてケフカが選ばれたのかは謎だが、ケフカ好きの自分には嬉しかった。
初期から殆どのキャラクターが使用可能なので、キャラクター解禁の楽しみが削がれてしまっている。
自分のお気に入りキャラをすぐ使えるという側面もあるので、一長一短だが。
相変わらず、キャラのセリフが面白い。
原作ではライバルであるキャラ同士のやり取りや、対戦マップに対しての感想…等々。
中には原作を知っているプレイヤーをクスッとさせるような、狙ったセリフもある。
チャンスカードの絵柄は、歴代のDQやFFに登場するキャラから選ばれているが、
そのキャラのグラフィックをただ張り付けているだけなので、もう少しひねりが欲しかったところ。
評判が悪いのは「通信対戦」で、もう少しどうにかならなかったのかと感じる点が多々ある。
まずは、致命的なバグが存在している事。
「自分の番なのに操作が利かず、仕方なく切断…」
「カジノに入ったらビジー状態で操作が利かず、泣く泣く切断…」
「試合中にエラーが発生し、全員タイトルメニューに戻され…」
と、試合そのものに影響が出るような不具合が多々あり、現在も解消されていない。
試合中は、自分以外のプレイヤーの番の時にスタンプが押せるのだが、
何かの拍子で"自分の番なのに"押せてしまう不具合もあり、こうなるとまともな操作が利かず、
自分はともかく、他プレイヤーにも迷惑がかかるので苦渋の決断で切断せざるを得ない。
ちなみにこのスタンプ、十字キーと○×△□にも割り振られている。
スタンプについての説明は一切無い。通信モード中に、どのスタンプがどのボタンで使えるのかしか見れず、不親切な設計。
普段使うであろう〇ボタンにも割り振られているので、間違えて押してしまう事も多い。
スタンプは「汎用4種(スライムとチョコボが描かれている)」と「選んだキャラ4種」の8種類を使用できるが、
キャラによっては非常に使いづらいスタンプも存在する。
(ケフカの「命、夢、希望、どこから来てどこへ行く?」など…)
声優つきという30thに相応しい作品。
しかし、通信対戦の環境の劣悪さは「ボードゲームなのに残念」と言わざるを得ない。
ケフカボイスは嬉しいが、声優無しでもいいのでキャラクターをもっと増やしてほしかった、というのが素直な感想。