虹をつかめ! 最高のハードロック
70年代のイギリスのハードロックバンドです。ハードロック界の伝説的バンド、ディープ・パープルのカリスマギタリスト、リッチー・ブラックモアがディープ・パープル脱退後に自身で結成したバンドです。
ディープ・パープルでの存在や立場的にはリーダーではあったのですが、後期になるとメンバーとの作曲方針の違いや今まで自分が軸となっていたところ当時の3代目ヴォーカリストになるデイヴィッド・カヴァーデイルや新たに加入したベーシスト、グレン・ヒューズに2人が軸となって曲作りをするようになったことに不満を抱きバンドを去りました。
Rainbowではリッチーのワンマン体制をしき、1枚ごとに誰かメンバーが変わっているということが当たり前になります。しかし楽曲はどれも素晴らしくかっこいい。
特に4枚目までの作品が様式美と呼ばれる曲調のハードロックとして特にかっこよく、初代ヴォーカリスト、ロニー・ジェイムズ・ディオの圧巻のヴォーカルによる楽曲は最高です。
世界的にはディープ・パープルよりも評価は落ちますが、代表曲の「Man On The Silver Mountain」、「Kill The King」、「Long Live Rock And Roll」などのロニー・ジェイムズ・ディオ時代の楽曲はめちゃくちゃかっこいいです。
後半になるとポップな路線になっていきますが、そこにもハードロック魂は受け継がれています。
ロックが本当に好きな人からしたら物足りなく感じるかと思いますが、3代目ヴォーカリスト、ジョー・リン・ターナー時代の「I Surrender」、「Spotlight Kid」、「Death Alley Driver」、「Street Of Dreams」などもかっこいいです。
古いからダサいというのは当てはまらない、そんな伝説的バンドの1つに間違いなく入るバンドです。