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若手本格フュージョン・バンドの登場!
2014年、山本真央樹(ds)、友田ジュン(key)、小栢伸五(b)の3人で結成。’15年ギターの北川翔也が加入。’16年2月ファースト・アルバム「DEZOLVE」を発表し、’17年にはセカンド・アルバム「SPHERE」をリリース。インディーズ時代を経て、サード・アルバム「PORTRY」でメジャー・デビューを飾る。
フュージョンといえば70年代後半から80年代初めに流行ったものとして一般には認知されがちかもしれないが、そんな中でもT−スクェアやカシオペアなどはジャパニーズフュージョンとしての牽引役となったといえるだろう。90年代にデビューしたディメンションなどもシーンに影響を与えた。そして青木智仁が参加した「SOURCE」「FOUR OF A KIND」も注目を集めたが青木の逝去により活動がなくなってしまった。
ここへきて若手フュージョンバンドとして注目を集めつつあるのが平均年齢23歳の若々しいグループ「DEZOLVE」だ。デビューしてまだ3年ということでこれからの飛躍が期待される訳だがこの3枚のアルバムを聴いて思うことはまだ完成されていない部分があるるし、テクニックにはしり過ぎていると思われる箇所もあるが、今後に期待だ。確実にカシオペアやT−スクェアといったフュージョンバンドに影響を受けたであろうDEZOLVEの登場はシーンに明るい未来を予見させる。