Fate/stay night [Heaven's Feel] I.presage flower

Fate/stay night [Heaven's Feel] I.presage flower

『Fate/stay night [Heaven's Feel] I.presage flower』とは、2017年に公開されたアニメーション映画である。TYPE-MOONによるコンピューターゲーム「Fate」の劇場版。間桐桜との平穏な日々を送っていた主人公・衛宮士郎は、「聖杯戦争」の勃発を境に大きく変化していく。桜を守るため、戦いに身を投じる士郎の物語。

Fate/stay night [Heaven's Feel] I.presage flowerのレビュー・評価・感想

Fate/stay night [Heaven's Feel] I.presage flower
9

Fateファンなら見て損はありません!

この作品は原作ゲーム「Fate/stay night」の最終ルートを元にしていて、Fateルート、UBWルート(ufo版)の映像作品を見なければ序盤の場面は理解出来ないようになっています。二つの映像作品と比較すると、グロテスクな場面が多く陰鬱な雰囲気があります。しかし、他の映像作品ではあまり描かれていなかった間桐桜の日常と清楚な性格、そこに秘められた少女の闇が魅力的に描かれています。あの大人気アニメ「鬼滅の刃」を生み出したufotableさん特有である作画の細やかさ、美しさも存分に発揮されています。その中でも雪が降るシーンの美しさ、Twitterを賑わせているFate/Grand Orderにも登場するランサーVSアサシンの戦闘シーンの迫力は一見の価値ありです!また最初の方にある、主人公の士郎と桜、慎二の弓道場でのシーンは原作には一切ない新規のシーンです。なのでこちらも是非ご覧下さい。藤村大河の描写やイリヤ&バーサーカーVSセイバーのシーン、ライダーVSセイバーのシーンも見応え十分です。
この作品は三部作なので、衝撃の事実が判明する二章のII.lost butterfly(PG-12)、最終章のⅢ.spring songも是非観てください。

Fate/stay night [Heaven's Feel] I.presage flower
9

圧倒的にボリューム!

fateは、最近某スマホゲームで最近さらに勢いを上げている作品です。
今回、私が紹介しているこのfate stay night heaven’s feelは、そのシリーズの中での、原点となったfate stay nightの、分岐ルートの一つとなっています。
そのため、この作品は、fate stay nightの他の2つのルートを先に見ることをお勧めします。
今回のheaven’s feelですが3つあるルートの中でも一番のシナリオの長さ、とその濃さ、そして戦闘シーンの迫力の、おそらく一番のクオリティといってもいいでしょう。

簡単に概要を説明すると、聖杯戦争と呼ばれる戦争が突然冬木という場所で起こります。聖杯戦争では、7人の選ばれたものが殺し合い最後の一人になることで、1つそのものの願いを叶えることができるという、現代型の戦争です。
その時に、その7人のマスターという存在は、サーヴァントと呼ばれる過去の有名な人物を召喚することができます。
ここがこの作品の一番の見せ所で、
どんなサーヴァントが召喚されるか、その正体は何者かとか考えるのがとても楽しいのもfateの魅力です。

さて、今回のheaven’sfeelを見て思ったのが、とにかく他と比べて暗い笑
他は仲良く遊びに行ったらご飯食べたらとかあるのにいきなり、戦闘から始まったりします。でもそれがもうすごい!ufotableという会社がグラフィックを作っているのですが、とにかくアクション映画のような綺麗さと、鮮明さ、そして音との迫力のオンパレード、本当にたまりません。
今回公開されたものは、3つに分かれているうちの最初の章です。残り2つはこのあと公開予定です。ぜひ映画館で見る方をお勧めするため、その前に予習しておくことをお勧めします。