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最高
この映画の麻生久美子さんが、最高のパフォーマンスを見せてくれます。麻生さんなしでは語れません。
主役はバンドマンとして活躍する峯田和伸です。
主人公のアイデンは、一人寂しく、孤独を埋められないままロッカーをやっていました。仲間はいますが、心は満たされないまま、師匠のボブディランを崇拝し、苦しいときは彼に神頼み、支えてもらうというよわっちいメンタルの持ち主。その彼女がライブで出会った彼女。ちょーかわいいのに、スタイル抜群で、淑女。
マザーでもない、彼女でもない。僕の片割れ。という意味で、登場します。
彼女の存在は、主役をも凌駕し、彼女の存在が主人公をいい風にも悪い風にもさせるので、重い。非常に二人の愛は崇高で、誰にも邪魔されません。それらが相まって、アイデン&ティティを作っているのです。この映画の本質を理解するのは、時間がかかるかもしれませんが、何度も見ることによって、元気づけられ、自分の存在意義を見出すきっかけとなることでしょう。