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イラストも内容もクオリティ高し!
毒親育ちの主人公(作者)が、辛い幼少期を経て、社会でつまづきながら、自分の人生を立て直して行くという、コミックエッセイをネットでよく立ち読みするのだが、正直あまりイラストが可愛くないため、ネットで読めるところまで読んで終わりのケースが多い。だが、「ゆがみちゃん」は絵も可愛く内容も濃いもので、図書館においてもいいくらいの漫画だと思いました。珍しく紙媒体で購入した漫画です。
主人公は毒親というレベルどころか、家全体か機能不全の毒家育ちで、家族の名前もそれぞれの特性を暗示する名前になっています。主人公は毒家で家族にサンドバックにされながら育つも、お金を貯めて毒家を脱出し、社会人になるも毒家の毒が抜けきれず所々で人間関係につまづいてしまいます。そして、伴侶が見つかるものの毒家に知られたくない主人公と、子供の幸せを叩き潰そうとする危険な親が存在するということが理解できない伴侶との間ですれ違いが起こったりします。最終的には自分の生きづらさの原因を突き止め、毒家の呪縛から解かれ、心が軽くなって、新たな一歩を踏み出して終わります。他のエッセイ漫画2冊分の内容があると思います。ぜひ読んでみてください!