フェイク シティ ある男のルール

フェイク シティ ある男のルール

『フェイク シティ ある男のルール(原題:Street Kings)』とは、2008年公開のアメリカ映画である。ジェームズ・エルロイの『L.A.コンフィデンシャル』を原作に、デヴィッド・エアーが監督を務める。主人公であるトム・ラドローは、犯人逮捕のためなら手段を選ばないロサンゼルス市警の刑事。かつての相棒を目の前で射殺され、その犯人を追うラドローをさらなる巨悪が待ち受けていた。日本では2009年に劇場公開された。

フェイク シティ ある男のルールのレビュー・評価・感想

フェイク シティ ある男のルール
7

終わり良し

タイトルにある「フェイクシティ ある男のルール」という意味を考えながら鑑賞。ウォッカ片手に悪い奴らを倒しまくる刑事。随所で様々なアルコールを飲むシーンがあり、これが何かの伏線なのか。
ある事件で双子姉妹が誘拐されたが見事に犯人全員を射殺し救助するも、とある黒人制服警官が言いがかりをつけてくる。また犠牲者が出たと…。刑事は犯人だと主張するも警官は犠牲者だと言い、口論に。のちのち昔の相棒だと判明。その後、元相棒が内部捜査官へタレコミしていると聞きつけ、頭にきて一発殴ろうと尾行している時にギャング2人組に襲われ自身の目の前で殉職。昔の相棒という事もあり捜査するも新犯人になかなか辿り着けない。その訳は自身の身内が…。
過激なアクションはないが、社会の闇深さが描かれており、人間の欲は計り知れないと感じる。映画の最後では内部捜査官から事の真実を伝えられ逮捕されて終わりかと思ったが、このまま内部捜査官として刑事を続けていくのかなというラスト。警察という国家権力で何でもし放題だった刑事が、最後の最後で新たな自分の居場所を見つけたという印象。
個人的には好きな部類の映画なので、時間がある方はぜひ!また、フォレスト・ウィテカーの演技は何度見ても最高。