それいけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島

それいけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島

『それいけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島』とは、やなせたかしによる絵本『それいけ!アンパンマン』の映画シリーズ第24作である。2012年7月7日、東京テアトルの配給で公開された。2011年3月11日に発生した東日本大震災を受け、「復興」をテーマに、南の海に浮かぶバナナ島でアンパンマンたちが皆とともに困難を乗り越えようとする姿を描く。バナナにかけて、お笑いコンビ「バナナマン」の2人が声優としてゲスト出演している。

それいけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島のレビュー・評価・感想

それいけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島
7

バイキンマンの映画と言ってもいい

初めて観たアンパンマンの映画でしたが、子供よりも親の私のほうが夢中になって観ていました。
アンパンマンの話って、いつも家の周りでバイキンマンが悪さをして、それをアンパンマン達がアンパーンチ!でやっつける流れでしたが、この映画の内容はそれとは違っていました。
登場状人物のお姫様は、可愛くてわがままで、ドキンちゃんのポジションが取られた?!と思うような個性的キャラ。
と思っていたら中盤でドキンちゃんがそのお姫様のフリをするシーンがあって、この流れのために設定されていたのか…と納得してしまいました。

そして、後半に一番の見せ所が来るのですが、もまさかまさかのバイキンマン!
バナナ島を滅亡に導いた悪者からの攻撃を、見限ったはずのお姫様の身代わりに受けてしまい
カチンコチンに凍結してしまうのです。
お姫様と語り合うシーンでも、いつものバイキンマンなら絶対に吐かないようなセリフを吐いたり。男前すぎる行動に一瞬どころかしばらく心を奪われていました。

見せ場がバイキンマンばかりになっていますが、バナナマンの声優ぶりも見どころだと思います。最後はちゃんとハッピーエンドでバナナが食べたくなる映画でした。