第二警備隊

第二警備隊のレビュー・評価・感想

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第二警備隊
4

終わり方が残念

実際に会った事件の映画です。
とあるお寺がやくざに目を付けられてしまい、警備会社が護衛に着くという話です。
構想17年と言うけれど、なんだろうな~という印象があります。途中、飽きて時計をついつい確認してしまいました。撮り方にもう少し工夫が欲しいなと思いましたし、演出ももっと加えても良いのでは?と感じました。
ドキュメンタリーとして撮ったというけれど、ちょっと中途半端な気がします。同じ感じの撮り方ばかりで、観ていて飽きました。何か意味があるのかな?と思うシーンも多々ありましたが、特に何もなく…。
もっと住職の苦悩を出してほしかったですし、その娘さんの苦悩もあったと思います。途中で出てきたお隣の大学教授はどういう関係なのかということなど、結構あっさりしていて「あの人誰?」という感覚が強かったです。
人間関係の描写が薄くて、感情移入がしにくかったです。全体的に消化不良な映画です。特にラストは尻つぼみと言う感じです。
結局警察はどういう動きをしたのか、警備会社としてどういう対応をしたのか、せめてテロップで最後に事の終わりを提示してほしかったです。
折角の良い題材なのに残念で仕方ありません。ただ、海外ではなかなか評価が高いそうです。