花ト散るらん

花ト散るらん

花ト散るらんとは、日本のオルタナティブロックバンド。メンバーは夕美帆(ボーカル、ギター)、竹内コケシ(ギター)、柳山カルタ(ベース)、小林ロッシ(ドラム)の4人。2008年にバンドを結成。20010年には、世界25ヶ国100都市で開催される“Emergenza Festival”に出場し、日本優勝を果たす。同年ドイツの“Taubertal Festival”で日本人初の世界優勝を果たし、海外バンド「The prodigy」「The Hives」らのオープニングアクトを務めた。2011年からは世界各地でライブ活動を行っている。

花ト散るらんのレビュー・評価・感想

花ト散るらん
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日本の美しさをつめたバンド

今回はイチオシの知る人ぞ知るバンド「花と散るらん」について。
海外でのフェスに出場経験もある彼女たちは、まず見た目から心を掴みます。黒髪ロングの着物を着た美人ボーカリストにイケメン3人が脇を固めます。ステージ上では裸足で、コケシだとか、カルタだとか、メンバー名も和風です。
ライブバンドなので、確かな演奏力なのは言うまでもなくですが、一曲一曲にストーリーが見えるというか明確なコンセプトを感じます。特に自分は、日本独特な控えめエロチシズムを随所に感じるのです。それは例えるならばアダルトビデオのようなあからさまなエロではなく、浮世絵に描かれている男女絶対入ってるよねーきゃっ……っていう控えめ綺麗系エロチシズムなのです。彼らのパフォーマンスを見て聞くと、日本は美しい国で日本で生まれてきてよかったな、とすら思います。この何ともいえないニュアンスは是非ライブ会場に足を運んで感じて頂きたいと思います。MVもYouTubeで上がっている人気曲「キャンディ」ではチュッパチャプスを配ってくれたりしますよ。活動は都内近郊が多いですが色々なところで見れたらいいなと思います。