球場ラヴァーズ

球場ラヴァーズ

『球場ラヴァーズ』は2010年から『ヤングキング』や『ヤングキングアワーズ』などで連載された石田敦子による漫画。野球をテーマにした漫画であり、第1章「私が野球に行く理由」が『ヤングキング』2010年10号から『アワーズ』2012年11月号まで連載。第2章「私を野球につれてって」が『アワーズ』2012年12月号から2014年3月号まで連載された。第3章「だって野球が好きじゃけん」は『月刊ヤングキング』にて連載され、連載誌が『月刊ヤングキングアワーズGH』に改題された後も続いた。
第4章「こいコイ! 〜球場ラヴァーズ〜」は『アワーズ』2014年5月号から2015年7月号まで連載される。そして第5章「球場ラヴァーズ3-2(フルカウント)」が『アワーズ』2015年9月号から2016年2月号まで連載。章によって主人公は異なり、第5章ですべての主人公が一堂に会する。

球場ラヴァーズのレビュー・評価・感想

球場ラヴァーズ
4

広島カープ女子がこの漫画で増えた!!

松田実央は高校でクラスの女子からいじめに遭っており、ある時いじめられている女子達にお金を貢ぐためにやむなく援助交際をする羽目になる。その際出会った『赤い帽子の男』に諭され、立ち直るものの、衝動的にカバンの中にあった現金と野球の入場券の入った封筒を盗んで逃げ出してしまう。
自ら行為を謝罪するために、入場券にあった『ジャイアンツ対カープ戦』を手掛かりに、東京ドームのビジター応援席に向かうことになる。結局『赤い帽子の男』には出会えなかったものの、熱狂的カープファンの基町勝子と下仁谷みなみ、そし野球の織りなす人間ドラマとその素晴らしさに出会うことになる。この一連の出来事によって、実央の生活は大きく一変するのだった。『アワーズ』2012年12月号から2014年3月号まで連載された。第1章の主人公のバイト友達を主人公にしている。回数表記は『○球め』となっており、毎回最後は日南子がその回に感じたことを一言残す形で締めている。
太田日南子は東京ドームでビールの売り子をしている女子大生。野球嫌いなのにもかかわらず彼女が野球場でバイトをしている理由、それは子供の頃に両親に連れて行かれた野球場で出会った『手に星型の傷のある男の子』に会うためだった。その男の子の好きな選手だった広島の前田智徳を知るうちに、そして売り子仲間の実央達と触れあううちに、野球の魅力を知っていくのだった。