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自分は恵まれすぎていると再確認
とある大学生達がカンボジアに学校を建てようと奮闘する、ほのぼのとしつつも熱い気持ちになれる映画です。
ですが、その中にも時折衝撃的なシーンが出てくることがあります。ここでいう「衝撃的」とは、我々日本人に馴染みがない非日常の光景、つまり『貧しい国の中の日常』です。本当に心の底から、今の私達は恵まれていると感じました。
普通にシャワーからお湯が出る。街を歩けばコンビニがある。スイッチを押せば明かりがつく。この映画を鑑賞した後に、生活的な面で改めて考えてみると、身の回りの物、目につく物全てにもっと感謝しなきゃいけないと思いました。浅はかかもしれませんが、本当の意味で、「生」について困っている人に何かできることはないかと、私はそう思わされました。確かに私1人が少し行動しただけでは世界は何も変わらないし、ビクともしません。しかしその少しの行動が積もりに積もった時、行動に移した他の人々は報われるはずです。恵まれすぎてる人が恵まれていない人を助けるのは至極当然のことと思います。「平和」や「人間関係」など、当たり前だと思い込んでいる日常について、改めて色々と考えさせられるような映画です。個人的は中高生を中心にした学生さんにおすすめしたい作品です。