大塚愛

大塚愛

大塚愛(おおつかあい)とは、日本のシンガーソングライターである。明るく可愛らしい歌声が特徴。4歳からピアノのレッスンを受け始め、中学生の時には、「第1回 ORC200ヴォーカルクイーンコンテスト」のティーンズ部門にてグランプリを獲得した。
2002年、エイベックスに自作のデモを送り、審査員の目に留まる。これがデビューのきっかけとなり、翌年にシングル『桃ノ花ビラ』でメジャーデビューした。同年、セカンドシングル『さくらんぼ』をリリース。オリコン初登場は20位だったが、そこからロングヒットとなり、2004年には5位まで上昇した。この楽曲でその名が全国に広がり、カラオケの人気曲にもなった。同年、NHK総合の『ポップジャム』にて「甘えんぼ」を披露。これが地上波音楽番組での初歌唱となった。
また、2枚目のアルバム『LOVE JAM』が自身初となるオリコン初登場1位を記録。『第55回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たした際は、「さくらんぼ」を歌唱した。2007年には自身初のベストアルバム『愛 am BEST』リリース。2009年には、「 第77回 NHK全国学校音楽コンクール」の中学生の部の課題曲を担当することが発表された。
2010年、RIP SLYMEのメンバー、SUと結婚したことを公表したが、2018年に離婚。2022年には、デビュー19周年を記念したコンサートを日比谷野外大音楽堂にて開催した。

大塚愛のレビュー・評価・感想

大塚愛
9

映画「ただ、君を愛してる」の主題歌

かなり前の映画となりますが、2006年に公開された映画「ただ、君を愛してる」。
この作品の主題歌は大塚愛の「恋愛写真」でした。
作品の内容は、誠人という大学生の青年が主人公で進んでいきます。
彼は強いコンプレックスを抱いていました。
幼い頃から腹部に病気を患っており、それのために塗り薬を処方していました。
彼はその塗り薬から強烈なにおいが発せられていると思っており、そのために人目が気になるようになっていました。
気になる女性にも声を掛けることすらできないまま。
他人との距離を保つ日々でした。
ある日出会った静流という同じくらいの年の女性。
彼よりも大分身長が低く、不思議な行動をとる彼女と次第に仲が深まっていきます。
一緒にカメラを持ちながら、歩き回ったりと、まるで仲の良い兄弟のような同士のような感じがあります。
静流と交流を深めていく中で次第に誠人は他にも友人ができ始め、二人の関係も再び変わることとなるのでした。
この映画作品に本当にぴったり合った主題歌「恋愛写真」。
音楽を聴くだけで、物語が浮かび上がります。
また、本当に命を懸けてでも恋をするという気持ちが伝わってきます。
静流の気持ちや、何も知らないままだった誠人の気持ちが伝わる曲だなと感じます。
そして聴くと、また映画を観たくなってしまいます。