オナニーマシーン

オナニーマシーン

オナニーマシーンとは、日本のパンク・ロックバンド。通称は「オナマシ」で、自称「ガラスの中年」「全裸の妖精たち」。1999年結成。楽曲の歌詞やタイトルに下ネタ系の卑猥な言葉を多用し、思春期男子の性欲をストレートに表現した性春パンクを確立した。2002年に1stアルバム『恋のABC』、2ndアルバム『彼女ボシュー』をリリース。ライブでの過激なパフォーマンスが有名で、出入り禁止になったライブハウスも多い。2008年には初のベスト・アルバム『オナニー大図鑑』をリリースした。2019年12月19日、ボーカルのイノマーが口腔底癌により死去した。

オナニーマシーンのレビュー・評価・感想

オナニーマシーン
8

恋のABC

メンバーは元オリコン編集長のイノマー【Vo/B】、オノチン【G/Vo】、ガンガン【Dr】の三人で構成されているパンクロックバンドです。
音痴な自分でも歌唱力が凄いとか演奏力が郡を抜いて凄い!等とは思わないのですがこのバンドの平均年齢は40歳以上であるにも関わらず作り上げたその歌詞の内容に心を打たれてしまいました。
異性には興味はあるものの、全く相手されなかった青春時代を歌詞にして、酒を飲んだ勢いで酔っ払って歌ってるかの様なボーカルのヤケクソ気味の言葉の数々を初めて聴いた時に感動したのを覚えています。
CDジャケットや歌詞から好き嫌いはかなり分かれるとは思いますが、自分のツボを突かれた作品です。大の大人がそれを歌ってしまうのだからおったまげました。それがCDにして発売されているのだから更に驚きました。
普通ならまず世に出される事など有り得ない奇跡的な作品だと思うのです。
今はコンプライアンス等の問題でテレビ出演などは絶対に有り得ないだろうし、放送禁止用語満載の歌詞もテレビで流す事も出来ない。けれど、だからこそだろうか、一般受けはせず一生表舞台に出る事はなくても、自分達が本当に歌いたい事を歌詞にしたその勇気に対して只々脱帽する次第なのです。