リアルな設定のSFホラー!真田広之も出てます
ダニエル・エスピノーサ監督のSF映画で、主演はジェイク・ギレンホール。国際宇宙ステーションが舞台になっています。
ストーリーは小難しくなく、火星探査機が摂取したサンプルに未知の生命体が混じっており、それをステーション内で研究培養しているうちに、うっかりパワーアップさせてしまい、次々とクルーが餌食に…という割とよくある設定になっています。
「カルビン」と名付けられたそのエイリアンはさほどインパクトがある容姿ではないのですが、ステーション内や宇宙空間はよく描かれていてリアリティがあり、その再現された綺麗な映像を見るだけでも価値があると思います。
日本人的にはどうしても真田広之に目がいってしまいますが…まあ役柄的にはまずまずで可も不可もない感じでした。でも「ショウ」という名前はかっこいいです。もうちょっと目立ってほしかったなというのが正直なところ。
主演のギレンホール、ヒロイン役のレベッカ・ファーガソンともどもきっちり演技をこなしているのですが、全体的にキャラクター設定が地味に感じます。この辺はリアリティを重視している弊害と言えるかもしれません。
ラストにはあるトリックが使われています。これを蛇足と見るかよくぞ捻ったと感じるかは鑑賞者次第でしょう。