モンスター・パニック洋画感想
1933年に公開されたモンスター映画の金字塔「キングコング」のリメイク作品として2005年に公開されたアメリカ映画です。
監督は「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで知られるピーター・ジャクソン氏で、監督自身幼少期にキングコングを観て育った体験談から「キングコング」のリメイクと言う事で監督の気合いの入りようは窺えます。
主なストーリーも旧作とほぼ同じ流れですが、旧作以上にラブロマンスやホラー映画の要素が強調されている印象になっています。
個人的な話としては私自身コングは映画「キングコング対ゴジラ」を子供の頃ビデオで観てゴジラのライバルの一体という誤った認識で知ったため(苦笑)(さすがに世代間のギャップというのでしょうか)、コングの旧作は知らない期間もあったため、そこまでコングに過剰な思い入れがなかったからか、個人的には3時間という尺はいささか長すぎたり、また髑髏島の生物は恐竜もいてコングとの迫力ある対決は描かれますが、大量の虫が襲い掛かるシーンを始め全体的に気持ち悪く描かれてる印象であまり好印象が持てなかったり、コングを見世物として連れてきた結果、多くの被害を出した興行師カール・デナムが(劇中描かれてる分では)特にお咎めがなかったりと今一つ納得いかない印象であり、「怪獣映画」としてみた場合2017年公開の「髑髏島の巨神」の方が個人的には楽しめた印象でした。
しかし、監督のコングへの思い入れは感じられる作品であることは間違いありません。