最強になることとは
松江名俊さんの作品である「史上最強の弟子ケンイチ」。この物語の最大目標は身の回りの人を守れるくらい強くなることです。週刊少年サンデーにて連載されていましたが、ジャンプで連載されても他の作品に劣らない抜群のバトルを描いています。
物語の主人公は、本が大好きでなぜかいつもいじめにあってしまう高校1年生のフヌケンこと白浜兼一です。もちろん喧嘩もろくに勝ったことがない貧弱な主人公がある日クラスに転校してきたスーパー女子高生風林寺美羽と出会ったことから物語が始まっていきます。読めばわかります、修行の場面や敵と戦う場面終始たくさん描かれていますがどれもとても読み応えのあるものとなっています。
友達もいなかった白浜兼一にとってこの物語が進んでいくにつれて敵が友達にどんどん増えていきます。その理由は彼の逃げることを辞めて、何事も諦めない姿勢を見て認めていったからだと思われます。
読み進めていくと、男なら誰しもが一度は強くなることを夢見ますよね、そんな夢を後押ししてくれているように思える作品になっています。
この作品は主人公だけでなく他のどのキャラクターも個性で溢れています。個人的には逆鬼至緒が一番グッときます。