ミッション:インポッシブル2 / Mission: Impossible II / M:I-2

ミッション:インポッシブル2 / Mission: Impossible II / M:I-2

往年のTVドラマ「スパイ大作戦」を映画化した「ミッション:インポッシブル」に続き2000年に製作されたトム・クルーズ製作・主演のシリーズ第2弾。バイオレンスの詩人ジョン・ウー監督が起用され、前作とは一味違った独自のアクション・シーンが満載。休暇中のイーサン・ハントの元に、新たなミッションが届いた。それは20時間で人を死に至らしめる驚異の殺人ウィルス”キメラ”を狙う元同僚の陰謀を阻止することだった。

ミッション:インポッシブル2 / Mission: Impossible II / M:I-2のレビュー・評価・感想

ミッション:インポッシブル2 / Mission: Impossible II / M:I-2
9

テレビにトム・クルーズが映り安堵した昼下がり

本日の午後のロードショーはミッションインポッシブルIIである。
昨今のテレビでは地上波が素人化し、ウィルス感染のニュースの奇妙さに戦時中のラジオを思い出させる暗い夜が続いていた。メジャーやハリウッドがテレビに映るのか!?と初めて街頭テレビを見た時の心持ちである。
スパイものである。機関銃を連射するのが一番スカッと気持ちいいのである。背後に忍び寄るお猿さんの侵入を連射したい!君は銃が欲しい?と佐野元春の歌があった。発売された頃は夢にも思わなかったのだが、銃を連射したい!と何かにつけ思うものだ。
怒りというものでロックを歌うんだ!と聞いたことがあるが、大概はそんな犯人になってしまうのである。顔というものが、ミッションインポッシブルは恐い。石膏で似た顔を作っているが、ドリルや着色する時の特殊メイクの後に人のように動き出すのが恐いと思うのだ。
スパイというのは、物騒なものだ。監視や検証も普通ではないらしい。パーティのエスコートもしないの!?と争っているのかと思っていたが、車を爆破してしまった。爆破がなにゆえかスカッとした感じだ。それにしても派手な事故、爆破だ。息もつかせぬアクション!というが、ちょっと悲惨なトラブルに見舞われすぎだと思う。