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テレビにトム・クルーズが映り安堵した昼下がり
本日の午後のロードショーはミッションインポッシブルIIである。
昨今のテレビでは地上波が素人化し、ウィルス感染のニュースの奇妙さに戦時中のラジオを思い出させる暗い夜が続いていた。メジャーやハリウッドがテレビに映るのか!?と初めて街頭テレビを見た時の心持ちである。
スパイものである。機関銃を連射するのが一番スカッと気持ちいいのである。背後に忍び寄るお猿さんの侵入を連射したい!君は銃が欲しい?と佐野元春の歌があった。発売された頃は夢にも思わなかったのだが、銃を連射したい!と何かにつけ思うものだ。
怒りというものでロックを歌うんだ!と聞いたことがあるが、大概はそんな犯人になってしまうのである。顔というものが、ミッションインポッシブルは恐い。石膏で似た顔を作っているが、ドリルや着色する時の特殊メイクの後に人のように動き出すのが恐いと思うのだ。
スパイというのは、物騒なものだ。監視や検証も普通ではないらしい。パーティのエスコートもしないの!?と争っているのかと思っていたが、車を爆破してしまった。爆破がなにゆえかスカッとした感じだ。それにしても派手な事故、爆破だ。息もつかせぬアクション!というが、ちょっと悲惨なトラブルに見舞われすぎだと思う。