ひだまりスケッチ / Hidamari Sketch / Sunshine Sketch

ひだまりスケッチ / Hidamari Sketch / Sunshine Sketch

芳文社の漫画雑誌『まんがタイムきららキャロット』にて蒼樹うめが連載する4コマ漫画作品。
テレビアニメ化もされており、2013年までに第4期まで制作・放送されている。
「ひだまり荘」を舞台に、やまぶき高校美術科通う少女達が自分の夢へと向かっていく日常の中で起こるさまざまな出来事がコメディ風に描かれる。

ひだまりスケッチ / Hidamari Sketch / Sunshine Sketchのレビュー・評価・感想

ひだまりスケッチ / Hidamari Sketch / Sunshine Sketch
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他では味わえない日常感を味わえるアニメそれが「ひだまりスケッチ」

今回レビューするひだまりスケッチは、蒼樹うめ先生の漫画「ひだまりスケッチ」のアニメです。
美術系高校である山吹高校に通う4人の女子高生、主人公「ゆの」、同級生の「宮子」、先輩2人の「紗英」、「ヒロ」が暮らす「ひだまり荘」での日常を描いています。
このアニメの一番の魅力は、見ていてワクワクするというところです。しかしここで「日常系アニメでワクワク?ほんわかするとかじゃないの?」とお思いになった方もいるかもしれません。おっしゃる通り女子高生4人の日常を描いたアニメですからほんわかする場面もたくさんありますし、「ゆのかわいい‼」と感じる場面もあります。しかしなぜ私は一番の魅力が「ワクワクする」ということにしたのかというと、重要なのはこの4人が’’美術系高校’’に通っていて、同じアパートの’’ひだまり荘’’に一緒に住んでいるということです。まず1つ目の美術系高校に通っているということについてですが、これは何を言いたいのかというと、「美術系高校は普通の高校と授業内容が違う」ということです。そんなのあたりまえだと思うかもしれません。しかし、大概の人は美術系高校の授業風景を知らないと思います。普通の高校の美術の授業でやるようなデッザンや粘土で何か作るといったことよりももっともっと専門的で予想外な授業をします。例えば、黒炭の棒を使ってデッサンするという授業があるのですが、書いた黒炭を消すのになんと食パンを使います。私はこれを見たとき、もちろん初めて知りましたし、驚くと同時にワクワクしました。このように一般人が知らないような授業風景がどんどん出てくるので、普通の高校生の日常系アニメとは違う面白さがあります。
さらにこの4人は同じアパートに住んでいるということについてですが、これはなぜ重要なのかというとそれは、「学校にいるとき以外、つまりこの4人の1日丸ごとすべて描かれる」からです。やはり他の高校生日常系アニメでは割合的に学校での出来事が多く描かれることが多いです。しかし、ひだまりスケッチでは半々もしくはひだまり荘でも出来事のほう多く描かれているかもしれません。そのくらい学校以外の日常のシーンが多いです。これにより学校いるときだけじゃない彼女たちの生活を見れて、他のアニメでは見たことがない日常まで見られるのですっかり作品にハマってしまいます。
他にも魅力はたくさんあるのですが、(なぜか変態キャラが先生のみなど...)これらをひだまりスケッチのレビューとさせていただきます。ありがとうございました。