様々なバンド形態を試しながら成長する音楽
常に新しい取り組みを試し続けて足掻いてる、そんな印象を受けるのが、KIRINJIです。
生音と打ち込みの融合といったアイディアを模索しながら、時代に合わせた表現を追い求めているように感じます。
KIRINJIは当初からバンド編成で活動し、2013年に1度解散、その後再結成を経て、2021年からは堀込高樹のソロプロジェクトとして活動しています。ソロプロジェクトの印象としては、様々なアーティストと融合しながらお互いに刺激を受け、その先を目指して行く。そんな印象を受けました。音楽性の追求と時代に合わせた表現方法の模索からこの様な形を取ったのではと思います。
長年兄弟で活動してきたKIRINJIの象徴的な存在であった弟・泰行の脱退は、ファンとしてはショックであったし、弟が脱退した後のKIRINJIがどうなっていくのか、不安に思ったファンも少なくなかったとおもいます。
しかし、KIRINJIの音楽性の追求と時代に合わせた模索は今後も続いて行くはずです。
「駄作と言われてもいいから恐れず新曲を出し続けていきたい」という堀込の姿勢や言動にそれが現れています。
ファンとしては、様々な感情を抱きながらも、バンドの成長を見守り続けたいです。