立体忍者活劇 天誅 弐

立体忍者活劇 天誅 弐

『立体忍者活劇 天誅 弐』は2000年11月30日に発売された忍者アクションゲーム。『天誅シリーズ』の第2作目にあたる。物語の舞台は『天誅 壱』の7年前。主人公・力丸や彩女の兄弟子「龍丸」の存在や、力丸の右目の疵など、『天誅 壱』では明かされなかったエピソードを垣間見れる。
元々は日本で発売される予定がなかったことから、ストーリー上の辻褄が合わなくなるのを回避するために、過去のエピソードを採用された。システム面は前作からいくらか追加・変更されており、前作よりもより遊びやすく、より長く遊べるようになっている。

立体忍者活劇 天誅 弐のレビュー・評価・感想

立体忍者活劇 天誅 弐
10

リアルな忍者ゲーム

今まで忍者ゲームというのは横スクロールの敵をなぎ倒していくものが主流だった。
この天誅シリーズは忍者の視点で、なおかつ敵を幾体も倒すのが目的ではなく、
ミッション(任務)をクリアするためには極力敵に見つからず成し遂げることが重要だ。
文字通り「忍ぶ」ゲームなのだ
任務はその面の中ボスを倒す、目的地にたどり着け、など様々あるが、
任務をクリアする前に敵に近づきすぎたり見つかってしまうと戦闘モードになる。
そこで倒して進めていくのもいいが、見つかったことにより、近くにいる敵にも存在が発覚してしまい、援軍を呼ばれ形勢が不利になってしまう。
見つかること自体マイナスなのだ。
なので極力敵に見つからず城の内部に潜入し、任務を成し遂げるリアルな忍者ゲームなのである。
制限時間も原則ないので敵の動きをじっくり観察して歩を進めていくことができる。
格闘ゲームが大の苦手な筆者のような人間には大変ありがたい。
任務によっては中ボスとの戦いで格闘ゲームモードになることもあるが、そこは攻撃ボタン連打でごり押しが可能である。
筆者のような素早いコマンド入力などのスキルが必要な難しい格闘ゲーム、シューティングゲームが苦手な人は一度プレイしてみてはいかがだろうか。
主人公も男忍者、くノ一の二人から選べたりするので女性にもお勧めしたいゲームだ。