グループ魂

グループ魂

グループ魂は、ハードコア・パンク・ロックを基調としたコント・ロック・バンド。読みは「グループだましい」ではなく「グループたましい」。結成時のメンバーは暴動(宮藤官九郎)、破壊(阿部サダヲ)、バイト君(村杉蝉之介)の3名だったが、1997年からギター、ベース、ドラムを加えたバンド編成になった。2002年、アルバム『Run魂Run』でメジャーデビュー。作詞、コントの台本のほとんどを宮藤官九郎が手がけている。

グループ魂のレビュー・評価・感想

グループ魂
8

熱くてクレイジーなおじ様たちによるパンクロックコントバンド

カラオケでネタ曲を歌いたい人や、ふと音楽を聴きながら笑いたい人は大ハマりすると思います。
あまちゃんなどの脚本家で有名な宮藤官九郎さんや、CMやコメディー映画に出演する俳優阿部サダヲさんを始めとして、おじ様俳優が自称"片手間でやっている"パンクロックコントバンドです。CDジャケットや宣材写真を見る限りでも分かるように、存在自体が突っ込みどころ満載で、どんな人たちなのだろうと興味を引くと思います。それもそのはず、パンクロック"コント"バンドの部分からも分かる通り、アーティストとして曲だけでなくコントにも注力していて、「中村屋」などが有名です。港カヲルこと皆川猿時さんのコントやMCでの声が、渋くてダンディーで惚れ惚れします。
そんなコメディー全振りに見える彼らですが、実は「君にジュースを買ってあげる」というアニメタイアップ曲で紅白出場経験もある実力派なんです。
ハードロックな曲調に下ネタ要素が多めな歌詞を載せて、ステージ上を跳ね回るボーカル、破壊こと阿部サダヲさんがとにかくカッコいいです。下ネタを含まない曲を探すのが寧ろ大変なくらいですが、バラードや洋楽オマージュなど、真面目な曲もあります。ボーカルの熱さ、ゴリゴリのサウンドが気に入れば、好きな曲も見つかることでしょう。