よくわからなくて考察したくなる。
ある日、自分とそっくりの男を見つける話です。よくわからない映画でした。結局どういうことだったのか、はっきりしたことは言わないし、事故は妄想なのか、なんか次の場面と繋がってない感じです。わからないシーンはたくさんだけど、独特の雰囲気があるからか、なんか引き込まれてしまいました。蜘蛛が何かの象徴のように何度も出てきて、それを見るとなんかゾクゾクってなりました。たぶん、彼は一人しかいないのでしょう。お母さんが役者の方を軽くディスってるし、あなたはもう教授でしょみたいな、そんな感じなんだと思います。なら、なんで彼はそのことを忘れちゃって変になってるのか、よくわかりません。それとも本当に、彼は複製されたということでしょうか。それはそれですごいオチです。意味のわからない、でもSFぽくてそれもいいですね。この映画はきっとこのように考察して楽しむ部類なのでしょう。また、主人公をジェイク・ギレンホールが演じていて、そこも注目です。彼は気弱そうに見えるし、ドSにも見えるからこういう役がよく似合います。一人二役なので彼を堪能できました。すごく緊迫感のあるイメージで、ちょっと見ていて疲れたけど、おもしろかったです。