ホタルノヒカリ / Hotaru no Hikari

ホタルノヒカリ / Hotaru no Hikari

『ホタルノヒカリ』とは、ひうらさとるによって2004年から2009年まで『Kiss』に掲載された漫画作品。2007年に綾瀬はるか主演にてテレビドラマ化され、2010年に『ホタルノヒカリ2』、2012年には『映画 ホタルノヒカリ』と続いた。恋愛するより家で寝ていたいと思っている27歳の干物女雨宮蛍が、枯れ果て忘れていた恋心を取り戻す物語。

ホタルノヒカリ / Hotaru no Hikariのレビュー・評価・感想

ホタルノヒカリ / Hotaru no Hikari
10

20代後半女子なら共感

綾瀬はるか主演でドラマ化されたコミックだ。主人公は、20代女子として終わっている女、つまり干物女である雨宮蛍。その彼女の恋愛、仕事、友情を描いた物語である。
オフィスではキラキラ大人女子(でも、オフィスでの服装は上から下までファッション誌のコピペのこともあったりする)。だけど家に帰ればビール片手につまみを食べながら縁側でダラダラ、片付けも苦手なルーズな女。それでも、仕事も頑張りつつ、恋愛も結婚もしたい。とりあえず、楽なこと、手抜きが好き。
ある日、ひょんなことから上司である高野部長と一緒に暮らすことになった蛍。そして、取引先の気になっていた年下の彼からいきなりキス。キスなんて久しぶりすぎてどうしたらいいのか慌てまくって空回り。結果的にどうにか彼と恋人になれたけど、ボロが出ないか、部長との同居がバレないか、ヒヤヒヤしながら悪戦苦闘する日々が描かれている。
一つひとつの困難を着実に乗り越えていき、仕事を頑張りつつも、部長の力、友達の力を借りながら苦手な恋愛を頑張る蛍に、仕事も恋愛も頑張りたい大人女子には共感間違いなしの1冊。
蛍の同僚、家族も一癖も二癖もあって読みながらクスッと笑える、何度読んでも楽しめるコミックである。