ミロス・フォアマン / Miloš Forman

ミロス・フォアマンは1932年2月18日生まれ、チェコスロヴァキア出身の映画監督。代表作に『ブロンドの恋』、『カッコーの巣の上で』、『ラグタイム』、『アマデウス』、『ラリー・フリント』、『マン・オン・ザ・ムーン』などがある。
フォアマンは1951年にプラハの国立映画学校で学び、チェコ・ヌーヴェルヴァーグの一員として活動を始める。そして『ブロンドの恋』と『火事だよ！カワイ子ちゃん』を発表すると、2作連続でアカデミー外国語映画賞にノミネートされる。
チェコ事件を機にアメリカに移住し、1971年に『パパ／ずれてるゥ！』を発表。この作品は批評家に酷評されるも、カンヌ国際映画祭では審査員特別グランプリを受賞した。その直後には小説『カッコーの巣の上で』の映画化に際する監督を務める。1975年に公開されると、批評的・興行的にも成功を収め、史上2本目となるアカデミー賞主要5部門受賞作品となり、アメリカン・ニューシネマの傑作としてカルト的影響を与えることとなった。